透析患者の食生活を支える「キッチンうみ」レシピコンテストの受賞作品発表

医療用医薬品会社のバイエル薬品が主催する「キッチンうみ」透析食レシピコンテストが開催され、その受賞作品が発表されました。このコンテストは、透析患者の皆さんが健康的で美味しい食事を楽しめるようにすることを目的としており、多くの工夫が施されたレシピが集まりました。

コンテストの目的と基準

「キッチンうみ」では、透析患者の健康を支えるために、栄養価が高く、調理が簡単で、見た目にも美しいレシピを集めています。今回のコンテストでは、次の5つの基準をもとに厳正な審査が行われました：
1. 栄養価のバランス
2. 食材や調理法への工夫
3. 彩りや盛り付け等の見た目の美しさ
4. 調理の手軽さ
5. 経済性

これらの基準に基づいて、グランプリ1名、準グランプリ1名、佳作3名が選出され、受賞者には使いやすい素敵な賞品が贈られました。

受賞作品の紹介

グランプリ作品

グランプリを獲得した「具だくさん南蛮丼」を考案したのは、9648さん。彼は「透析を受けてもおいしく、手軽に作れるよう工夫しました。栄養価にも気を付けつつ、彩りも重視しました。透析患者でなくても楽しめるレシピですので、ぜひ作ってみてください」と述べています。このレシピは冷凍野菜を活用し、リンやカリウムを抑えつつも見た目が鮮やかで、栄養価の高い一品です。

準グランプリ作品

準グランプリに選ばれたのは「チキンのオレンジソースがけ」を提案したまーちゃんさんです。彼女は、サッパリとした味わいで、食欲のない時にも食べやすい工夫が施されたレシピを考案しました。オレンジジュースを利用したソースは、減塩でも美味しさを保つことができると評価されました。

佳作作品

佳作には、小田内科クリニックによる「タコライスドライカレー」、harukaさんの「アジフライタルタルソースがけ」、有澤総合病院の「なすのさっぱり香味和え」が選ばれました。これらのレシピも、それぞれの工夫を凝らした内容となっており、食材の旬や栄養価に配慮したポイントが注目されました。

透析患者さんのための食事支援

バイエル薬品は「キッチンうみ」や「長寿リン.jp」を通じて、透析患者さんやその家族が抱える食生活に関する悩みやストレスを少しでも軽減し、豊かで楽しい食生活を送るための情報を提供していく方針です。今後もさまざまな情報を発信し、患者さんの日常をサポートする活動を続けていきます。

詳細な受賞作品の情報やレシピは「キッチンうみ」のウェブサイトで確認できますので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。