半世紀にわたるオフィスビル価格サイクルの現状分析
最近発表された不動産マーケットリサーチレポートVol.261は、オフィスビルの価格が長期にわたっての上昇と下降を繰り返すサイクルを描写しています。レポートによると、これまでの半世紀におけるオフィスビルの価格変動は、様々な経済的要因によって影響を受けてきたといいます。
オフィスビル価格の動向
1970年以降、オフィスビルに投資を行った場合のリターンは、長いサイクルで上下動しています。特にキャピタルリターン(価格変化率)の振幅は次第に小さくなり、直近のデータではわずかながらマイナス圏に突入する兆しを見せています。これにより、昇進トレンドの終了が示唆されています。
また、過去のデータに基づくと、新規不動産貸出額の変動幅も過去と比べて小さくなってきていることが観察されます。かつては、貸出額に大きな変動があったものの、現在ではその振幅が減少しています。これは、キャピタルリターンの変動幅が減少する傾向と一致しており、市場の安定性が高まっていることを示唆しています。
今後のキャピタルリターンの行方
今後の展望については、キャピタルリターンの上昇トレンドが一旦終了したと考えられますが、現状の下降トレンドは大きくなく、次のサイクルに向けて穏やかに進む可能性があるとされています。この流れにより、投資家はリスクを抑えつつ、新たなチャンスを見出すことができるかもしれません。
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