家賃収納の未来を切り開く!CAPCO AGENCYと中部電力の共同プロジェクト
株式会社CAPCO AGENCY(以下、CAPCO AGENCY)と中部電力株式会社(以下、中部電力)は、2025年11月から家賃収納に関する新たな検証プロジェクトを共同で開始します。この取り組みは、約700戸の賃貸住宅を対象とし、入居者、管理会社、物件オーナー全てにとって便利で安心な新しい仕組みの実現を目指しています。
背景:不動産管理業界の課題とは
家賃の収納業務は、多くの事務作業を伴うため不動産管理会社にとっては負担が大きい業務です。特に、滞納が発生した際の対応は経営を圧迫する要因となります。その一方で、入居者は賃貸借契約を結ぶ際に、電気やガス、インターネットといった各種インフラの契約を一つひとつ手配しなければならず、その煩雑さが新生活を始めるにあたってのストレス因素です。
CAPCO AGENCYと中部電力は、こうした入居者や管理業者の悩みを解消するために、家賃収納とインフラ契約をシームレスに行う新しいシステムの実証を目指しています。これにより、「住まいとエネルギーを一体化した新たな生活基盤」の構築を図ります。
プロジェクトの狙い
CAPCO AGENCYの目標
CAPCO AGENCYは、これまで運営してきた家賃集金代行事業をさらに安定化させることに加え、新たに「マルチインクルーシブ型の収納ビジネス」に進化させる狙いがあります。これにより、単なる業務代行を超え、生活全体を支える統合型プラットフォームを実現することを目指します。
中部電力の戦略
中部電力は、家賃収納業務を通じて不動産管理会社や賃借人との関係を深めつつ、電力供給だけでなく、ガスや見守りサービスといった周辺サービスも展開します。これにより、顧客基盤の拡大が期待され、さらなる収益化を目指します。
プロジェクトの運営スキーム
1. 中部電力が賃借人から口座振替等で家賃を回収。
2. 中部電力が回収した家賃を前家賃として不動産管理会社や物件所有者に送金。
3. CAPCO AGENCYが、入金確認が取れない顧客に入金案内や督促を実施。
4. 管理会社や物件所有者はコスト負担なくこのシステムを導入可能。
5. 中部電力は電力契約に加え、ガスや保険、見守りサービスを提供し、入居者や管理会社が選べる生活支援メニューを展開します。
このスキームにより、管理会社は家賃の取り扱いにおける負担を軽減し、信頼性を高めることに寄与します。
期待されるメリット
- - 信用補完:大手電力会社が関与することで、入居者や物件所有者に安心感を提供します。
- - 初期ストレスの軽減:賃貸借契約を締結する際に、電力契約も同時にスムーズに完了する仕組みが整えられます。
- - 管理効率の改善:不動産管理会社の業務負担が軽減され、より本業に注力できるようになります。これにより、地域の貢献にも繋がると期待されています。
今後の展望
このプロジェクトで得られる知見をもとに、CAPCO AGENCYと中部電力は対象となる賃貸物件を順次拡大し、さらなるサービスを展開する予定です。将来的には、ガスや通信、保険などの生活に必要なサービスを追加し、包括的な生活支援プラットフォームの実現を目指します。
この取り組みは、賃貸業界とエネルギー業界の垣根を越えた新たな実績の一環であり、持続可能なビジネスモデルの構築に寄与すると期待されています。
会社情報
株式会社CAPCO AGENCY
- - 本社所在地:名古屋市中区丸の内2-1-37エスパシオ丸の内4階
- - 代表取締役:髙嶋 明徳
- - 設立:2012年2月
- - 事業内容:賃貸不動産管理業、家賃の収納・送金・保証サービスなど
- - URL: CAPCO AGENCY
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株式会社CAPCO AGENCY