大崎電気工業、オセアニア地域において大型受注を獲得
2026年1月27日、東京都品川区の大崎電気工業株式会社(以下「当社」)は、100%子会社であるEDMI Limited(以下「EDMI」)がオーストラリアおよびニュージーランドの複数の顧客と、スマートメーターおよびソリューションシステムの長期販売契約を締結したことを発表しました。この契約は550億円を超える金額に達するもので、2026年度から5年間にわたって実施されます。
受注内容の詳細
今回の契約には、EDMI製のスマートメーターと電力の計測・監視・制御ソリューションの提供が含まれていますが、具体的な顧客名は守秘義務により発表されていません。オセアニア地区では、再生可能エネルギーの普及や分散型電源の拡大に伴い、電力網の運用は非常に複雑化しています。これに伴うリアルタイムでのデータ分析と制御の必要性が増大しており、スマートメーターの需要は高まっています。
特にオーストラリアでは政府が2030年までにスマートメーターの導入を加速させる方針を明示しており、ニュージーランドについては2008年からスマートメーターの導入が進められ、現在ではほぼ全世帯への普及が達成されています。
EDMIの実績
EDMIは35年以上にわたりオセアニア地域で多数の顧客にメーター及び関連サービスを提供してきました。長年にわたる信頼関係と豊富な納入実績が今回の契約獲得に繋がったのです。さらに、EDMIは次世代スマートメーター「NEOS」とソリューションプラットフォーム「NEOS Solution」を開発し、これに基づいて2025年7月から本格的な受注を開始しました。
この契約は、EDMIが提供する「NEOS」とその基盤技術に対する期待が集まった結果でもあります。今後の計測・監視・制御において電力網の効率的運用を推進し、地域全体の電力インフラのリアルタイム可視化に貢献することが期待されています。
NEOSとNEOS Solutionの特徴
NEOSの概要
「NEOS」は国・地域ごとに異なる仕様に基づく製品群を、共通の設計プラットフォーム上で展開しており、多機能を実現しています。また、将来のニーズに応じてオプション機器を追加できるため、拡張性が高い点が特徴です。さらに、エッジ・インテリジェンス機能を搭載し、スマートメーター自体が計測データを分析します。これにより、電力会社が業務アプリケーションや家庭用エネルギー管理システムとスムーズに接続できる環境が整っています。
NEOS Solutionの概念
「NEOS Solution」は次世代スマートメーター「NEOS」とクラウド型の上位系システム「Storm」で構成されています。このシステムは住宅だけでなく、商業や産業分野、更には電力供給網全体での電力の計測・監視・制御を可能にします。計測頻度の向上やリアルタイムなデータ監視に対応しており、迅速かつ自律的な制御が実現できるため、運用の最適化が図れます。
おわりに
大崎電気工業とその子会社EDMIによる今回の大型受注は、オセアニア地域における技術力と信頼性が証明された結果であり、今後の電力業界における展開が注目されます。スマートエネルギーに関連した技術の進化は、持続可能な社会の構築へ向けた重要なステップとなることでしょう。