メクテックがドイツでのグループ会社を統合、競争力強化へ

メクテックがドイツでのグループ会社を統合、競争力強化を図る

メクテック株式会社（本社：東京都港区）は、グローバルなビジネス競争力を強化するため、ドイツ国内の3つの関連会社を統合し、新たに「Mektec Europe GmbH」として再編成します。この統合は2025年1月1日から効力を持ち、これによりドイツにおける生産と営業部門が一本化され、迅速な意思決定が可能となります。

統合の背景

この組織再編の目的は、ますます厳しい競争が予想されるヨーロッパ市場における事業の拡大を図ることです。メクテックは、ドイツ・ハンガリー・チェコに生産拠点を持ち、自動車業界を主な顧客としています。これにより、フレキシブルプリント基板（FPC）を提供し、常に顧客のニーズに応える体制を築いてきました。

NOKグループが掲げる「Essential Core Manufacturing—社会に不可欠な中心領域を担うモノづくり」という理念の下、メクテックは顧客に寄り添った製品提供を強化。今回の取り組みを通じて、市場での柔軟性を高め、新たな事業機会を創出していく方針です。

統合の詳細

新会社Mektec Europe GmbHは、ドイツのWeinheimに本社を構え、資本金は10,200,000ユーロ、従業員は175名を擁します。統合前の会社名は、Mektec Manufacturing Corporation Europe DE GmbHおよびMektec Europe Sales & Development GmbHと、これまで複数存在していましたが、これにより業務が一元化されます。

NOK株式会社とメクテックの歴史

NOK株式会社は、1969年に設立されたメクテックの母体であり、世界中でフレキシブルプリント基板を製造する企業です。自動車分野を含む多様な産業において、高品質かつ安定した製品提供に努め、今では38,000人以上の従業員を抱えるグローバル企業へと成長しています。

2024年には設立55周年を迎えるにあたり、メクテックのブランド名と企業名を統一し、新たに「メクテック株式会社」としてリブランディングを行います。これにより、今後のさらなる成長を見込むとともに、顧客へのサービス向上に寄与していく計画です。