ASTRA FOOD PLANが新たな取締役を任命し、持続可能な未来を切り拓く
埼玉県富士見市に本拠を置くフードテックベンチャーASTRA FOOD PLAN株式会社は、2025年2月より加藤剛章氏を取締役(管理部門管掌)に迎えることを発表しました。ASTRA FOOD PLANは「サステナブルな社会の実現」を目指し、食品ロスの削減に取り組んでいます。その取り組みの一環として、過熱水蒸気技術を活用した『過熱蒸煎機』という食品乾燥装置の開発・販売を行っています。
新たな体制による事業拡大の戦略
加藤剛章氏は、多岐にわたる業界経験を有し、アパレル業界や観光業、さらにはスタートアップ企業などで管理部門の構築を手がけてきました。彼の豊富な経験をもとに、ASTRA FOOD PLANでも管理部門の強化を図り、事業の成長をお手伝いすることになるでしょう。具体的な計画として、2024年には牛丼チェーンの吉野家へ『過熱蒸煎機』を本格導入するほか、アップサイクルフード『ぐるりこ©』の販売を開始する予定です。
さらに、2025年からはこの『ぐるりこ©』関連の製品群を強化し、飲食店向けのラインナップを展開することで、EC戦略の強化も目指しています。このように、事業の拡張を見据えた中長期的な計画が進行中です。
食品ロス問題への挑戦
ASTRA FOOD PLANが特に注目しているのは、いわゆる「かくれフードロス」問題です。近年、日本国内では食品廃棄物が年間およそ2000万トンにのぼるとされ、その量は家庭から出る可食部分の食品ロスの4倍とされています。この膨大な食品廃棄物はまだ食べられるはずのものも多く、これをいかに解決するかが重要な課題です。
この「かくれフードロス」を削減するべく、ASTRA FOOD PLANは様々なアプローチを行っています。例えば、彼らの開発した『過熱蒸煎機』は、農作物の規格外品や未利用農作物を効率よく加工し、価値のある食品に変換することが可能です。また、食品制作業者と連携することで、新たな原料『ぐるりこ®』の開発にも力を入れており、フードロス問題の総合的な解決を目指しています。
加藤剛章のコメント
加藤氏はこの役職に就任するにあたり、「ASTRA FOOD PLANの掲げるサステナブルな社会の実現に共感しました。私の経験と知見を活かし、組織の持続的な成長を支えていきたい」と意気込みを示しています。彼のコメントからも、今後の進展への期待が感じられます。
代表取締役の加納千裕氏の期待
ASTRA FOOD PLANの加納千裕代表取締役も、加藤氏の就任を歓迎し、「加藤の豊富な経験と専門性が、次の成長段階への移行に不可欠です。食品ロスの解決と持続可能な社会を目指して、強固な経営基盤を築くことができると確信しています」と述べました。特に、バランスの良い経営体制の構築に期待を寄せています。
ASTRA FOOD PLANの未来
ASTRA FOOD PLAN株式会社は、今後も食品ロス削減に向けて積極的に取り組んでいきます。持続可能で循環型のフードサイクルの構築を目指し、加藤氏の指導のもと、更なる成長を遂げていくことでしょう。私たちは、これまでの取り組みが社会にもたらす影響に注目し、次なる展開を見守っていきたいと思います。
ASTRA FOOD PLANの詳細は、
公式サイトをご覧ください。