コマ撮りアニメ祭
2022-07-01 13:19:01

多様なコマ撮りアニメーションが集結!フェスティバル情報

コマ撮りアニメーションフェスティバル Vol.0 が阿佐ヶ谷で開催



2022年7月1日から8月18日まで、東京・阿佐ヶ谷のMorcで『コマ撮りアニメーションフェスティバル Vol.0』が開催されます。このイベントでは、世界各国から集められた魅力的なコマ撮りアニメーションの数々が上映され、アニメーションの新たな可能性を体感することができます。

コマ撮りアニメーションとは?


コマ撮りアニメーション、またはストップモーションアニメーションは、静止した物体を少しずつ動かしながら撮影し、その写真を連続して投影することで動きを表現する技法です。この手法は非常に手間がかかり、特に世界的に有名なスタジオでも一日にわずか6秒の映像を撮影するのが精一杯と言われています。そのため、個人が作品を創り上げるには何年もかかることも珍しくありません。

世界中から集まる優れた作品たち


今回のフェスティバルでは、日本国内のスタジオや作家の作品だけでなく、エストニアや韓国など、さまざまな国からの新しい作品も紹介されます。特にエストニアからの作品群はシ surrealな展開が特徴的で、通常のアニメーションとは異なる、奇妙でもありながら魅力的な視覚体験を提供します。

エストニアの作品群

バルト三国の一国であるエストニアは、人口が約130万人と小規模ながら、個性的なアニメーションを生み出す土壌を持っています。今回のフェスティバルでは、エストニアのアニメーションスタジオNukufilmによる、来春公開予定の『Sky Song』の先行上映を含む3つのプログラムが組まれています。これらの作品は、皮肉と不条理な笑いを盛り込んだ内容で、シュールレアリズムが好きな方にはたまらない一品です。

韓国アニメの魅力

さらに、韓国のインディーズ・アニメーション映画祭「インディ・アニフェスト」から厳選された8作品も上映されます。これには、2011年公開の『Paradise』から2022年の『Starlight Soup』まで多彩なラインナップが揃っており、言葉の壁を感じさせない魅力的なストーリーが展開されます。

日本の巨匠たち

日本のコマ撮りアニメーションでも台頭している作家たちの短編が紹介されます。特に、NHK「どーもくん」を手掛けたdwarfスタジオによる作品や、アニメーターとして名を馳せる伊藤有壱のライフワークも必見。眞賀里文子氏の独特の視点での作品上映もあり、特撮やCM、映画などのフィールドで活躍する彼女の豊かな表現を楽しむことができます。

ワークショップとトークイベント


フェスティバル期間中には、豪華ゲストによるトークやワークショップも予定されています。アニメーション作家やスタジオの代表が参加し、アートアニメーションの制作過程やその魅力についての詳細を語ります。参加することで、アニメーションの裏側を学び、自らの創作意欲を刺激される貴重な機会です。

特別展示と上映作品


多彩な上映作品が目白押しです。特にシュヴァンクマイエルの奇妙な作品や、川本喜八郎が手掛けた人形アニメーションの貴重な作品も展示されるため、アートアニメーションの歴史と共鳴する体験ができます。みなさんもこの機会を逃さず、不思議なアニメーションの世界に浸ってみてください。

このフェスティバルは、ただの上映イベントではなく、アニメーションの持つ深い感情や歴史を体験する場でもあります。最新の作品から古典的な名作まで、さまざまなコマ撮りアニメーションを心ゆくまで楽しんでみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
株式会社ふゅーじょんぷろだくと
住所
東京都杉並区阿佐谷北2-12-19聖観ビル1F
電話番号
03-5373-5780

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