磐梯町でCDO設置
2019-11-01 18:26:17
磐梯町が全国初のCDOを設置しデジタル変革を推進
福島県磐梯町が全国初のCDO設置
福島県の磐梯町で、全国初となるCDO(最高デジタル責任者)が設置される運びとなりました。この決定は、少子高齢化や地域の社会的課題が深刻化する中で、デジタル技術を活用して住民がより自分らしく生きられる共生社会を実現するための重要なステップです。
CDO設置の背景
磐梯町では、国の支援に依存するだけでは解決が難しい現状を踏まえ、デジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性が高まっています。世界各地で行政機関がCDOを位置づけ、民間企業と市民生活に寄与するサービスの向上を図っていることを受け、町としても同様の取り組みを進めることにしました。
町長の方針
佐藤淳一町長は9月に行った定例議会で、電子化と地域最適化の取り組みを進める方針を示しました。町民がテクノロジーの恩恵を受ける環境を整えるために、外部の専門家や企業との連携を強化し、職員の意識啓発も進めていくとのことです。町民が普段の生活で欠かせないと感じるテクノロジーの活用が求められ、それを支える仕組みの構築が特色です。
CDの役割と人物像
新たにCDOに就任する菅原直敏氏は、今後、磐梯町のデジタル化を推進します。菅原氏は、特に住民のデジタルリテラシーを向上させる施策に注力し、マイナンバーカードの普及率を向上させる計画も立てています。行政と福祉の分野で専門的な知見を有する彼が、町のデジタル変革のモデルを築くことが期待されています。
CDOの重要性
CDO(Chief Digital Officer)という役職は、ドメインや業種にかかわらず、組織のデジタル化を指導する役割を果たします。日本では、特に民間企業においてCDOの設置が増えてきましたが、地方自治体ではまだ例が少ないため、磐梯町の取り組みは注目されています。日本各地で進むデジタル化の中、磐梯町が一歩先行く存在として、他の自治体への参考にもなるでしょう。
さらなる展望と勉強会
磐梯町は、今後デジタル活用支援員の設置を検討し町全体のデジタルリテラシーを向上させるなど、暮らしやすい街づくりを目指します。また、CDOに関する勉強会の開催も予定されており、他の自治体関係者と情報や知見を共有する場を設ける予定です。地域のデジタル化の動向を議論し、今後の取り組みの指針とすることが期待されます。
このように、磐梯町ではCDOの設置をきっかけに、住民本位のデジタル変革を進め、魅力ある地域づくりを進めていくとのこと。持続可能な社会に向けて、地方自治体の果たす役割はますます重要となっていくでしょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人Publitech
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS BOOSTER OFFICE 7
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