愛知県豊川市で保育所向けICTサービス「CoDMON」が導入
株式会社コドモンは、愛知県豊川市にある20の保育所に対し、2025年2月1日から保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON」の本格導入を発表しました。この取り組みは、子どもの安全管理を強化し、保護者への利便性を高めることを目的としています。
CoDMON導入の期待される機能
豊川市において「CoDMON」を導入することで、以下のような機能が活用される予定です。
1. 登降園の連絡機能
保護者アプリから、遅刻や欠席、迎えの延長などの連絡を簡単に行えるようになります。これにより、保護者は電話をかける手間が省け、リアルタイムで情報を報告できるようになります。
2. お知らせの一斉配信
内容をあらかじめ登録したテンプレートから選ぶことで、クラスや園児ごとにお知らせを簡単に配信できます。これにより、多様な方法で情報が届けられ、保護者への迅速な情報伝達が可能となります。
3. アンケートの配信
出欠確認などのためのアンケートを保護者アプリを通じて配信可能となり、クラス別や年次別に対象を絞ることができます。これにより、保護者の意見を迅速に把握する手助けとなります。
4. 資料室の機能
各種資料(クラスだよりや申請書など)を保護者アプリ上でカテゴリー分けし公開。これにより、必要な資料をキーワード検索で簡単に見つけられます。
5. 連絡帳の電子化
園児の様子を伝え合う連絡帳も電子化され、保護者はアプリから手軽に報告ができ、園でもフィードバックが簡単に行えます。
6. 登降園管理機能
QRコードを使った登降園の打刻により、出席簿の作成や延長保育料の計算業務が自動化されます。これにより、保護者も登降園状況を家族と共有できるようになります。
7. 指導案・日誌作成の効率化
園で使用する帳票を「CoDMON」にアップロードし、指導案や日誌を一括管理できるため、業務の一貫性が向上します。これにより、指導案の作成時間を大幅に削減し、保育の質向上が期待されます。
8. 保育ドキュメンテーションの実施
子どもが活動している瞬間を写真とコメントで記録する「ドキュメンテーション」の機能があり、保育者、保護者、子どもの間での対話を促進し、学びの幅を広げる効果が期待されています。
政府によるデジタル化の推進
デジタル庁発足以降、保育や学校におけるICT化の重要性が改めて確認されています。この動きに沿い、厚労省や文科省もデジタル化の推進に力を入れています。「CoDMON」はこの流れの中で、保育現場としての業務効率化を図るためのSaaS(Software as a Service)での活用が期待されています。
SaaSの利点
SaaSは、導入時間短縮やユーザー間でのコスト負担軽減など、多くの利点を持っています。技術革新にも対応しやすく、業務の見直しも簡単です。また、実績のあるサービスを選定することで、より安全で安心できる環境構築が可能になります。
まとめ
「CoDMON」の導入を通じて愛知県豊川市の保育現場がより充実したものになり、子どもたちや保護者に対するサポートが強化されることが期待されます。今後、保育の質の向上がどのように進んでいくのか注目が集まります。