追手門学院大学が進めるオープンバッジの取り組み
追手門学院大学(追大、所在地:大阪府茨木市)は、「教育の質保証」と「学修成果の可視化」を目的に、新たに「オープンバッジ」を導入し、学生の学びをデジタルで証明する仕組みを2025年4月より開始することを発表しました。このオープンバッジは、学生が取得した学びの証を視覚的に示すもので、大学独自のアプリ「OIDAIアプリ」にも表示されるため、学生は自身の学修成果をいつでも確認することができます。
1. オープンバッジとは
オープンバッジは、学習やスキルの習得をデジタルで証明するアイコンのことで、特に教育機関での学修成果を可視化する手段として注目されています。この仕組みを導入することで、学生は自らの学びを簡単にアピールでき、就職活動などでも活用が期待されます。追手門学院大学では、一般財団法人オープンバッジ・ネットワークのプラットフォームを利用し、バッジは「オープンバッジウォレット」で一元管理されます。
2. 導入プログラムの概要
追手門学院大学は最初に、全学部生が受講可能な共通教育科目から3つのプログラムでオープンバッジを発行します。
2.1 数理・データサイエンス・AI教育プログラム
このプログラムは文部科学省によって認定されており、学生がデータサイエンスやAIに関する基礎知識を身につけることを目的としています。現代社会において重要なスキルを身につけ、リテラシーレベルから応用基礎レベルまでのバッジが用意されています。
2.2 グローバルコミュニケーションプログラム
異文化理解と実践に焦点を当てたこのプログラムでは、多様な文化を受け入れ、異なる視点でのコミュニケーション能力を養います。学生は、さまざまなステークホルダーとの対話を通じて意見やアイデアを創出し、グローバルな環境でも活躍できる力を磨くことができます。
2.3 チームで協働する力プログラム
このプログラムは、社会でのチーム協働の力を育成するために、主体性や傾聴力、発信力、柔軟性、規律性の5つの力を修得することを目指します。学生は実際のチーム活動を通じて、協働のスキルを磨きます。
3. 今後の展望
追手門学院大学は、今後さらに学部の専門科目や学部横断型の教育科目へオープンバッジを拡大する検討を進めています。また、社会人向けに提供される「次世代経営人材育成プログラム」などへの展開も視野に入れています。
このように、追手門学院大学は学修成果可視化の一環として、学生が持つスキルや学びをデジタルで証明することで、より多くの人々に学びの結果を認識してもらうことを目指しています。学生には貴重な経験となり、自身の成長を実感できる機会となるでしょう。詳細な情報については、
追手門学院大学オープンバッジの公式ページをご覧ください。