島根大学発のPuREC株式会社が受賞
島根地域から世界へ挑戦するPuREC株式会社が、このたび「日本スタートアップ大賞2024」において審査委員会特別賞を受賞しました。この賞は、経済産業省が主催するもので、次世代のロールモデルとなるような革新的なビジネスを立ち上げた起業家たちを称えるものです。受賞企業は、起業や新たな事業に挑戦することの重要性を広め、社会全体の起業意識を向上させることを目的としています。
授賞式の模様
受賞式は2024年7月22日、総理大臣官邸で行われ、岸田文雄総理大臣が出席しました。髙橋英之代表は、同社が研究・開発を進める超高純度の間葉系幹細胞「REC」を用いた細胞治療について、骨や軟骨に関わる難病に苦しむ患者へ向けた治療の意義を説明しました。これにより、日本国内外の患者や医療従事者から強い期待が寄せられていることが伝えられました。
受賞の意義
「この度は、大変名誉な賞を頂き、誠にありがとうございます」と髙橋代表は語ります。「島根から進む私たちの挑戦に目を向けていただけたことを嬉しく思うと同時に、ますます身の引き締まる思いです。新たな細胞治療の地平を目指し、患者様のために邁進して参ります。」この言葉には、PuREC株式会社の使命感も表れており、今後の活躍への期待感が高まります。
企業の概要
PuREC株式会社は2016年に設立され、島根大学から生まれたベンチャー企業です。本社は出雲市に位置し、超高純度の間葉系幹細胞「REC」の開発と販売を行っています。彼らのアプローチは、幹細胞の増殖能や分化能、均一性や遊走能などを活かし、安全で効果的な治療法の確立を目指すものであり、国立研究開発法人や複数の企業と連携しながら、さまざまな疾患に対応する細胞医薬品の開発を進めています。具体的には、低ホスファターゼ症や関節疾患、脊椎関連疾患に対する研究開発が行われています。
この受賞をきっかけに、PuREC株式会社はさらなる成長と革新への道を歩み続けることでしょう。骨や軟骨の難病に悩む患者に希望をもたらすその活動には、多くの人々の期待が寄せられています。
詳しい情報
企業の詳細については、PuRECの公式ウェブサイトをご覧いただくか、直接問い合わせてみることをお勧めします。もっと多くの人々に、彼らの活動が広まることを願っています。