千葉企業社員と若者による革新的な取り組み「越境プロボノ」始動
千葉県で、企業社員が若者と共に地域社会に貢献する新しい試み「越境プロボノ」がスタートしました。この取り組みを主導するのは、千葉市に拠点を置く一般社団法人Spiceです。Spiceは、若者たちの活動を支援する拠点「ちばユースセンターPRISM」の運営も行っています。
今回の「越境プロボノ」第一弾として、古谷乳業株式会社が参加。社員がPRISMを拠点に、高校生を含む若者たちとワークショップなどを実施します。
プロボノの枠を超えた「越境」の意味
一般的に「プロボノ」は、専門家が自身のスキルを無償で提供する社会貢献活動です。しかし、Spiceが推進する「越境プロボノ」は、単なるボランティア活動ではありません。企業社員が日常業務から離れ、異なる世代や価値観を持つ若者と交流することで、新たな視点や学びを得ることを目的としています。社員自身の成長と、地域社会への貢献を両立させる、画期的な取り組みと言えるでしょう。
Spiceは、ワークショップへの参加を通じて、若者たちの「やりたい」を実現するためのサポートも行います。企業社員は、自身の専門知識や経験を活かしながら、若者たちと共にプロジェクトを推進することで、双方向の学びが生まれる環境を構築しています。
古谷乳業の参加意図と今後の展望
古谷乳業は、社員の成長と企業の活性化を目指し、「越境プロボノ」に参画しました。日々の業務では出会うことのない若者たちとの交流を通して、社員は新たな刺激を受け、視野を広げることを期待しています。Spiceの迅速な意思決定や、若者たちの柔軟な発想にも感銘を受け、この取り組みへの参加を決めたとのことです。
地域活性化への貢献
「越境プロボノ」は、企業と若者、そして地域社会をつなぐ架け橋となる可能性を秘めています。企業は社会貢献活動を通じて企業イメージの向上を図り、若者たちは社会参加の機会を得ます。地域社会全体が活性化していく好循環が期待されます。
Spiceは、今後も「越境プロボノ」に賛同する企業や個人を募集し、この取り組みを継続・拡大していく予定です。多様な主体が連携することで、千葉の地域社会はより活気あふれるものになっていくでしょう。
一般社団法人Spice と 古谷乳業株式会社について
一般社団法人Spiceは、2023年4月に設立された団体で、「すべての人々が生きやすい社会を実現すること」をミッションに掲げています。教育プログラムの開発・提供や、若者向けの活動拠点の運営など、多様な活動を行っています。
古谷乳業株式会社は、昭和20年創業の老舗企業です。安全でおいしい牛乳づくりにこだわり、地域社会に貢献しています。
問い合わせ先
取材に関するお問い合わせは、Spiceのウェブサイトからお問い合わせフォームをご利用ください。ちばユースセンターPRISMに関するお問い合わせは、
[email protected]までご連絡ください。