安城市、障害者テレワークを推進する連携協定を締結

安城市とD&Iが手を組んだ新たな取り組み

2023年、愛知県安城市で、障害者のテレワーク雇用を推進するための包括連携協定が、D&Iと安城市の間で締結されました。この協定は、全国的に見ても初めての試みであり、障害者の働き方を多様化させることを目的としています。

背景：障害者雇用の現状

安城市における障害者の雇用は、法定雇用率を達成できていないという現実があります。この原因の多くは、企業側の受け入れ体制や理解不足に起因しています。そこで、D&Iは「エンカク」という障害者向けのテレワーク雇用サービスを提供し、地域の雇用問題の解決に寄与しようとしています。テレワークを導入することにより、障害者が地域で活躍できる環境を整え、持続可能な地域づくりを目指しています。

連携協定の取り組み

今回の協定では、以下の3つの取り組みを中心に進めていくことが決定されました。

1. テレワークによる就労機会の創出
安城市に住む障害者にテレワークを利用した雇用機会を提供し、より多くの人が働ける環境を整備します。

2. テレワークへの理解促進
D&Iの経験とノウハウを活用して、障害者と企業の双方にテレワークの利点を理解してもらうためのプログラムを実施します。

3. 障害者テレワークの推進
地元の障害福祉事業者と連携し、障害者がテレワークで働ける機会を増やすために地域ぐるみで支援することに努める方針です。