大和ハウスグループがシーレックス・ファシリティーズを子会社化

2025年3月31日、大和ハウスグループの一員である大和ハウスリアルティマネジメント株式会社が、シーレックス株式会社の100%子会社であるシーレックス・ファシリティーズ株式会社の全株式を取得する契約を締結した。この取引により、シーレックス・ファシリティーズは2025年5月1日付で完全に子会社となる。

取引の背景

大和ハウスリアルティマネジメントは、商業施設やオフィスビル、物流施設などの開発から管理運営までを手掛ける企業である。その中で、シーレックス・ファシリティーズとは長年にわたり、ビルメンテナンス業務に関して信頼関係を築いてきた。この度の子会社化により、シーレックス・ファシリティーズが提供する高度な専門知識と経験を活用し、グループ全体の建物管理や運営における質の向上を図ることが期待されている。

目指す方向性

新たな体制の下で、ビルメンテナンス業務の内製化が進められることで、業務効率の向上が図られ、事業のさらなる拡大が見込まれる。大和ハウスグループは、商業施設「アクロスプラザ」や「ダイワロイネットホテルズ」といった実績を持ち、シーレックス・ファシリティーズの専門性を統合することで、体制の強化を目指している。

各社についての情報

大和ハウスリアルティマネジメント株式会社は、東京都千代田区に本社を置き、商業施設やオフィスビル、都市型およびリゾート型ホテルの経営を手掛けている。資本金は2億円で、代表取締役社長は伊藤光博氏である。

シーレックス・ファシリティーズ株式会社は同じく東京都千代田区に本社があり、建物の総合管理や不動産に関するコンサルティングを行う企業である。資本金は1,000万円で、代表取締役は松浦誠氏である。なお、シーレックス・ファシリティーズは、株式取得の日をもって商号を変更する予定で、さらなる発展が期待される。