大阪信愛学院小学校がメタバースで世界探索
令和7年(2025年)6月23日、大阪信愛学院小学校では、仮想空間「メタバース」を通じてフィリピンの町を探索するライブツアーが実施されます。このイベントは、同校のEnglishクラブが主催するもので、3年にわたる継続的な取り組みの一環です。児童たちはインターネットを通じてフィリピンの現地の先生や小学生と直接交流し、海外の文化や生活を体験することを目的としています。
ICTと国際交流の融合
このライブツアーは、クラブ活動「わくわくタイム」の一環として行われ、児童が自分の興味を追求するためのプログラムです。Englishクラブは、Classmate株式会社と提携し、フィリピンの「University of St. La Salle Basic Education Unit(セントラサール大学付属小学校)」と結ぶメタバース環境を活用しています。児童たちは、仮想空間内でのさまざまな活動を通じて、自然に英語に触れながら国際交流を楽しんでいます。
ライブツアーの内容
6月23日のイベントでは、フィリピンの現地の先生が街を散策しながら、児童たちに向けてリアルタイムで町の様子や住民の生活を紹介します。児童たちは先生からのクイズや質問に答えることで、実践的な英会話のスキルを磨く機会を得ます。これにより、日本とは異なる文化や風習を肌で感じながら、英語を実際に使う体験を通して、自国を越えた視野を広げています。
活動の広がり
さらに、大阪信愛学院小学校のメタバースでの取り組みは、学外のイベントにおいても注目を集めています。令和6年(2024年)8月号の日経サイエンスや公益法人中谷財団の成果報告会、Girl's Expo with Science Ethicsにおいて、児童が自らの経験を発表する機会も得ており、国際交流の重要性を広めています。
今後の予定
このフィリピンライブツアー以降も、学校では国際交流をさらに進める様々な活動が計画されています。具体的には、9月29日にはフィリピンの小学生との交流イベントを開催し、歌やダンス、自己紹介を通じて親交を深めます。そして、12月にはフィリピンの町を再び探訪するメタバースライブツアーも予定されています。
大阪信愛学院について
大阪信愛学院は、大阪市城東区に位置する教育機関であり、認定こども園から大学までを持っています。1884年の創立以来、カトリック精神に基づいた人間教育を根底に、高品質な教育を提供し続けており、時代に応じた教育の提供に努めています。
興味のある方は、ぜひ大阪信愛学院の公式ウェブサイトをご覧ください。メタバースを活用した新たな教育の形を、今後とも見守っていきたいと思います。