近大生の新たな挑戦
近畿大学の国際学部に在籍する岡田帝乙さんが、母校である近畿大学附属高等学校の食堂にて「近大まぜそば」を提供する企画が始まります。この試みは、彼が経営するラーメン店の経験を活かして、高校生に「起業」や「挑戦」の魅力を伝えることが目的です。
このプロジェクトは、「KINDAI Ramen Venture 近大をすすらんか。」の一環であり、岡田さんが四代目店主として取り組んできたものです。高校時代にサッカー部で活躍し、食堂での食事に支えられた経験から、食を通じて母校に恩返しをしたいと考えています。出張営業は、9月4日、11日、18日の3日間、近畿大学附属高等学校の食堂で行われ、事前抽選に当選した45名の生徒に一杯500円で提供されます。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、学生が自らラーメン店を経営しながら実践的に起業を学ぶもので、近畿大学の学生に特化したものです。岡田さんは、キャンパス内にて活動し、学生時代の経験を活かして、多くの挑戦を続けてきました。例えば、令和7年6月にはテスト営業を行い、運営の課題を洗い出しました。このような準備を通じて、彼の独特のアイデアである「近大まぜそば」との出会いがあり、高校生へその魅力を伝えることに繋がったのです。
また、事前抽選に当たった生徒たちが「近大まぜそば」を味わうことで、食を通じた楽しさを感じるのと同時に、起業に対する興味も持ってもらいたいと岡田さんは考えています。
近大まぜそばとは?
「近大まぜそば」は、岡田さんのオリジナルレシピによる新感覚のラーメンです。その特徴は、家系ラーメンをアレンジし、様々なトッピングを自由に選べるという点です。特に、学生たちが考案した具材やソースが楽しめるため、毎回異なる味わいを楽しむことができます。このユニークな料理を通じて、彼は母校への恩返しを果たすと同時に、自らの起業の更なる挑戦にも繋がっていくはずです。
起業支援への取り組み
「KINDAI Ramen Venture」プロジェクトは、学生の起業を支援するために設計されています。学生は、自身の事業計画を立てるだけでなく、営業許可や法律の手続きなども自ら行う必要があります。大学は、初期設備や必要な医療衛生の支援を行いますが、運営に関するその他の費用は全て学生自身で賄います。このことで、学生自身が経営者としての責任感を持つことが期待されています。
まとめ
岡田帝乙さんの取り組みは、食を通じた楽しみを共有し、さらに「身近な挑戦」として起業を体験できる絶好の機会です。高校生たちにとって、食堂での新しい味と共に、夢を追い求める勇気が育まれることでしょう。今後も、10月以降の出張営業も計画しているとのことで、さらなる展開に期待が寄せられています。