ソニーネットワークコミュニケーションズの新しいNimway機能
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が手掛けるスマートオフィスソリューション「Nimway」が、ユーザーの着席位置や勤務状況を把握できる新機能を加えることを発表しました。これにより、フリーアドレスを採用しているオフィス環境で、従業員同士のコミュニケーションがさらに円滑に行えるようになります。
新機能の詳細
Nimwayが追加した新機能には、主に「勤務状況の共有」と「勤務ステータス共有」という2つの機能があります。これらの機能は、同じオフィス内で働く同僚の位置をリアルタイムで把握し、適切なコミュニケーションを促進することを目的としています。
1. 勤務状況の共有
この機能では、座席の情報と個々の勤務ステータスを同期させることで、アプリやWebブラウザのフロアマップ上に、自分や同僚の着席位置を可視化します。具体的には、今誰がどの座席に座っているのか、一目で分かるようになります。従来のNimwayでは、人感センサーを用いて座席の使用状況を把握していましたが、今回の機能により、同僚の空席状況を確認するためにわざわざ探し回る手間が省けるため、コミュニケーションがスムーズになります。
2. 勤務ステータス共有
この機能は、以前の出社予定の共有機能をアップデートしたもので、ユーザーは「Office」「Remote」「Travel」「Not working」といった4つの勤務ステータスから自分の状態を選択し登録することができます。同じ部署のメンバーを登録することで、全体の勤務状況をひと目で確認でき、その結果、柔軟な働き方に対応することが可能となります。
背景
この新機能追加の背景には、昨今の「働き方改革」があり、多様な働き方が選択できる社会の実現が求められています。特に育児や介護との両立を考慮したハイブリッドワークが新たなスタンダードとして定着してきている中、企業は生産性向上を強く求められています。そのため、オフィス環境でもデジタル化が進められ、効率的な業務運営が不可欠とされています。
Nimwayはこれらの背景に応じて、フリーアドレスオフィスの運用における課題を解決し、企業の生産性向上を支援することを目指しています。今後も社員と企業双方にとって利便性の高い機能を展開し、オフィス環境の最適化を進めていくことが期待されます。
Nimwayとは
Nimwayは、ソニー製のセンサーと専用アプリを組み合わせることで、座席や会議室の利用状況を可視化するサービスです。座席の予約やリリース、ワークスペースの稼働率、従業員の勤務状況を見える形にして分析することができます。センサーを使用することにより、手動での管理作業を最小限に抑え、高いデータ収集と分析の精度を実現しています。これによりデータに基づいたオフィス利用が可能になり、従業員同士の協力を促進します。
詳細は、
Nimway公式サイトをご覧ください。