福岡市に新たな生物多様性の拠点が誕生
福岡市が「生物多様性ふくおかセンター」を開設し、生物多様性を楽しく学ぶためのWebサイトがスタートしました。この取り組みは、生態系の保全を目指し、「ネイチャーポジティブ」を実現するための第一歩です。市民が気軽に参加できるように、新設されたセンターでは多様な情報を発信し、イベントを通じて生物多様性への理解を深めることを目的としています。
いきもの調査隊の始動
このセンターの落成を祝うよい機会として、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を利用したオンラインイベント「始動!ふくおかいきもの調査隊」が開催されます。参加者は、福岡市内で見られる多種多様な生物の観察結果をこのアプリを通じて投稿し、誰でも気軽に生物の調査に参加できます。期間は2025年1月20日から2月20日までの約1か月間となっています。
調査の内容と参加方法
「ふくおかいきもの調査隊」の対象は、福岡市内に生息する植物や昆虫、野鳥などの動植物で、参加者はこの期間中に市内で10種類の生物を投稿することで、福岡市や生物に関連した素敵なプレゼントに応募することができます。また、投稿されたデータは最終的に集約されて、センターの「いきもの調査隊 調査レポート」として公開される予定です。これにより、参加者は自身の貢献がどのように活かされるのかを実感できるでしょう。
アプリ「Biome」とは
いきものコレクションアプリ「Biome」は、株式会社バイオームが開発したもので、多様な生物の分布状況を把握し、生物多様性の保全活動の基盤情報として利用されます。アプリは日本国内の約10万種の動植物を収録しており、最新のAI技術を用いてユーザーが撮影した生物の名前を判断することができます。遊び感覚で生物を見つける体験ができるように設計されており、ユーザー同士の情報共有も行えます。約97万人のユーザーが750万件以上のデータを投稿しており、生物多様性の保全活動に役立っています。
まとめ
福岡市の「生物多様性ふくおかセンター」は、生き物への理解を深めるだけでなく、市民参加型の取り組みとしての意義も非常に大きいものです。また、「Biome」を介したいきもの調査隊に参加することで、楽しく生物を学びつつ、地域の生物環境についての知識を深めることができるチャンスです。この機会に、ぜひご参加を検討してみてはいかがでしょうか。詳細は
生物多様性ふくおかセンター公式サイトをご覧ください。