Peak Energyが日本に11MWの高圧太陽光発電所を取得
再生可能エネルギーの開発に注力するPeak Energy(ピーク・エナジー)が日本国内において、新たに11MWの高圧太陽光発電所を取得したことを発表しました。このプロジェクトは中部、中国、北海道、関西の4つの地域で進行し、2027年までの運転開始を目指しています。これは、日本企業の脱炭素化を推進すると共に、新たなコスト削減の道を開くものとなります。
プロジェクトの重要性
この太陽光発電所からは、運転開始後数十年にわたり、年間13GWhを超えるクリーンな電力が供給される見込みです。これは、毎年約6,000トンのCO₂排出を回避する計算であり、具体的には約2,000台の自動車を道路から減らすことに相当します。このように、環境負荷を減少させるだけでなく、長期間にわたり安定したエネルギー供給を実現することが期待されています。
発電された電力は、固定価格による長期電力購入契約(PPA)を通じて法人向けに販売される計画で、これによって企業は電力料金の即時削減を実現し、20年以上にわたる電力価格変動からのリスクを軽減できます。
Peak Energyの成長戦略
Peak Energyにとって、この取引は日本市場における成長の重要なマイルストーンです。同社はすでに九州において28MWの太陽光発電所を共同保有しており、オンサイト型・オフサイト型・蓄電池併設型のエネルギーサービスを多様に展開しています。さらに、アジア太平洋地域全体では、200MWを超える太陽光発電プロジェクトに加え、298MWhの蓄電池容量を運転中または建設中に保有しています。
CEOのギャビン・アッダは、「この取得は、日本市場に対する当社の長期的なコミットメントを再確認させてくれるものです。」と述べ、企業に信頼性の高いクリーンエネルギーを提供する使命感を強調しました。
日本法人の代表である佐藤英治は、「日本では大規模太陽光の新規供給が非常に限定的な現状が続いている中で、法人顧客にクリーンエネルギーを提供できることを嬉しく思っています。」とコメントしています。このプロジェクトは、今後の再生可能エネルギー拡大に向けた大いなる一歩といえるでしょう。
会社概要
Peak Energyは本社をシンガポールに置き、アジア地域で再生可能エネルギー資産の開発・保有・運営を行っています。ユーティリティ規模の太陽光発電および蓄電池事業を通じて、法人顧客向けにクリーンで手頃かつ信頼性の高い電力ソリューションを提供しています。現在、同社はアジア全域で200MW超の稼働資産を保有しており、そうした実績を背景に更なる事業展開を目指しています。Peak Energyは、投資会社Stonepeakの100%子会社として、強固な財務基盤を持ち、持続可能なエネルギーの未来を築いていくことに力を注いでいます。
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Web: www.peakenergy.asia