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Reeluが切り開く新たな採用の形

最近、株式会社Reeluが約5000万円の資金調達を行ったことが発表されました。この背景には、日本における少子高齢化の進展と労働力人口の減少が影響しています。パーソル総合研究所の推計によると、2030年には労働需要が7073万人に対し、実際の供給は6429万人になる見込みで、644万人もの人手不足が懸念されています。こうした状況を受けて、Reeluはあらゆる人が自分らしく社会に参加できる仕組みを構築する必要があると考えています。

15秒動画で就活を変えるReeluのサービス

Reeluは、新卒者向けの就職活動支援アプリです。学生はスマホを使って、自身のプロフィールを登録し、簡単な質問に15秒以内の動画で回答します。この動画を見た企業側は、学生の基本情報に加え、その表情や声、態度といった動的な要素を把握できるのです。既存のリクルーティングサービスがテキストや静止画像に依存するのに対し、Reeluは候補者の人柄をより深く理解できる方法を提供しています。

学生がスカウトを受け入れると、140文字の制限があるチャット機能で企業と直接連絡を取ることができ、より気軽でリアルなコミュニケーションが行なえるのが特長です。現在、β版アプリを先行的にリリース中で、2023年1月には正式版の公開を予定しています。

投資家からの期待と支援

今回の資金調達には、千葉道場ファンドの千葉功太郎氏からも出資が行われています。千葉氏は、「今野さんが新たに起業される際に、真っ先に支援したいと考えました。厳しい人材業界であっても、彼女ならば新しい道を切り開くことができると信じています」とコメントしています。

また、個人投資家のイセオサム氏や玉木諒氏もReeluの取り組みを支持し、自身の経験を通じて新しい人材と企業の出会いの場を提供することに期待を寄せています。特に、イセオ氏は「Reeluの名前が示す通り、人とのご縁を大切にしている今野さんが、魅力的な出会いを作り出していく様を楽しみにしています」と述べています。

Reelu代表 今野珠優のビジョン

Reeluの代表取締役である今野珠優氏は、友人の転職活動からこのプロダクトのアイデアが生まれたとして、彼女の状況を見て「学歴や職歴以外の価値を見える化したい」と考えるようになったと語ります。「私たちは誰もが自分らしく、社会に参加できる環境を目指します」と彼女は自信を持って述べており、Reeluを通じて多様性を尊重する社会を実現したいという強い思いが伝わってきます。

企業情報

株式会社Reeluは2022年4月に設立され、所在地は東京都港区赤坂。代表取締役の今野氏は、新卒で大手旅行会社での経験を経て、2015年には株式会社Fun Groupの参画、その後COOに就任。事業展開をリードする中で、Reeluを設立し、より多様な人材が活躍できる場をつくっています。

今後もReeluの動向から目が離せません。彼らが描く「人を大切にする採用文化」を支える新しいプラットフォームの登場が期待されます。

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