衛星データ活用アワード2024
2025-01-24 11:14:25

衛星データを活用したビジネスアイデアが注目を集める「衛星データ活用アワード2024」

衛星データを活用したビジネスアイデアが賞を獲得



宇宙サービスイノベーションラボ事業協同組合(通称 SSIL)とNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、ビジネスコンテスト「衛星データ活用アワード2024」の受賞者を発表しました。このコンテストは、宇宙データを用いて地球環境問題に取り組むアイデアを広く募り、優れた提案には賞金を授与するものです。

プログラムの概要


「衛星データ活用アワード2024」では、グリーン分野における衛星データの利用を目指す多様なアイデアが集まりました。特に、事業化を視野に入れたベンチャー企業や一般の個人、学生などが参加しており、応募作品の中から優秀なアイデアが選ばれました。

受賞者のうち最優秀賞に輝いたのは、株式会社ME-Lab Japanによる『人工衛星データと転移学習を用いた広域ブルーカーボンポテンシャルの推定サービス』。このアイデアは、人工衛星から得た環境データとAI技術を駆使して、ブルーカーボンプロジェクトに最適な地域を解析するシステムの開発を目指しています。

受賞アイデアの詳細


最優秀賞:ME-Lab Japan


ME-Lab Japanが提案したサービスは、海洋生態系内での二酸化炭素の貯留能力を評価するものです。具体的には、環境情報、例えば海水面温度や降水量、地形情報などを衛星データから抽出し、それを元に最適地を見つけ出します。この情報を関係者に提供することで、気候変動に対する影響を軽減し、ブルーカーボンプロジェクトの拡充を図ります。

ME-Lab Japanのアイデアイメージ

審査委員特別賞:エムシーデジタル


審査委員特別賞には、エムシーデジタル株式会社の『衛星データを使用した3Dマップ構築によるペロブスカイト太陽電池の発電量シミュレーション』が選ばれました。この提案は、ペロブスカイト太陽光発電を導入したい家庭や企業に対して、発電量を正確に予測するシステムを開発するというものです。衛星データと機械学習を組み合わせて、建物の構造や日照条件を考慮した画像解析を行います。

エムシーデジタルのアイデアイメージ

今後の展開


SSILとNTT Comは今後も衛星データの活用可能性を探り、新たなユースケースの提案を続け、宇宙ビジネスの拡大を目指しています。また、受賞したアイデアを元に、協創ソリューションの実現に向けた取り組みも行います。例えば、NTTではカーボンクレジットプロジェクトと連携し、ブルーカーボン分野の発展に寄与する方策を検討しています。さらに、ペロブスカイト太陽光発電の技術を生活空間に取り入れることで、より持続可能な社会を実現する道筋が期待されます。

これらのアイデアを発展させていくことで、次世代の環境保護活動が進むことを願っています。SSILとNTT Comの取り組みに今後も注目が集まりそうです。


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会社情報

会社名
宇宙サービスイノベーションラボ事業協同組合 NTTコミュニケーションズ株式会社
住所
電話番号

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