畜産DXの進化!「U-motion®」が耳標型センサー「イヤタグセンサー」提供開始
日本の畜産業界に革新をもたらすAI活用畜産DXソリューション「U-motion®(ユーモーション)」が、新たな展開を迎えました。デザミス株式会社は、従来の「ネックタグセンサー」に加え、新たに耳標型センサー「イヤタグセンサー」の提供を開始したのです。
「イヤタグセンサー」は、肥育牛の行動データ収集を効率化する画期的な技術です。従来のネックタグセンサーでは、肥育牛の成長に伴いベルトを緩める作業が必要でしたが、「イヤタグセンサー」は耳標と同じように装着できるため、その手間を大幅に削減できます。
「U-motion®」とは?
「U-motion®」は、牛に取り付けたセンサーで行動を24時間365日モニタリングし、AIで分析することで、疾病傾向や発情兆候、分娩兆候、起立困難などの異常を検知して知らせるシステムです。牛の行動を6種類に分類し、それぞれの行動量や行動時間の変化を分析することで、病気の早期発見や効率的な繁殖管理に役立ちます。
「イヤタグセンサー」開発の背景
「イヤタグセンサー」の開発は、現場の農家からの声がきっかけでした。肥育牛の成長に伴うネックタグセンサーのベルト緩め作業の負担を軽減したいという要望に応えるため、デザミス株式会社は開発に力を入れてきました。
「イヤタグセンサー」の3つの特徴
1.
アニマルウェルフェアに配慮した設計
耳標と同じ素材で作られた「イヤタグセンサー」は、丸みのある優しい形状で、牛への負担を最小限に抑えます。重量はわずか23gと、世界最軽量を実現しました。
2.
手軽な装着と取り外し
耳標と同じ手順で簡単に装着でき、取り外す際ははさみで軸の部分を切るだけです。
3.
高精度な行動検知
小型ながらも牛の行動を正確に判定し、詳細なデータを蓄積します。スマートフォンでもデータ閲覧や入力ができるため、スタッフ間での情報共有もスムーズに行えます。
今後の展望
デザミス株式会社は、今後も「U-motion®」の機能改善やアフターサポートの充実を図り、海外進出などを通じて、畜産業界の発展に貢献していくことを目指しています。
「U-motion®」は、畜産農家にとって強力なパートナーとなること間違いなしです。