JR東日本が目指す業務改善支援の前進
JR東日本は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向け、社内で実施している業務改善支援ハンズオントレーニングを他の企業へも展開することを発表しました。この取り組みは、デジタル人材を育成し、業務の自動化や効率化を実現するための重要なステップです。
ハンズオントレーニングの概要
職場DXを推進するために、JR東日本では2024年から定期的に業務改善支援ハンズオントレーニングを開催しています。このトレーニングは、各受講者のスキルレベルに応じた複数のシナリオを提供し、実践的にアプリを構築することでスキルを習得できる仕組みです。
具体的には、約7000人の社員がこのプログラムに参加し、業務課題の解決を実行に移しています。利用されているのが「ローコードツール」で、これによりプログラミングの専門知識がなくても効率的なアプリや自動化の仕組みを構築することが可能となります。
成果物の一例
- - 乗務員業務申請アプリ: 業務報告や時間外勤務の申請を簡便に行えるアプリ。一元的に承認状況を確認でき、業務の柔軟性を引き出しています。
- - DX成果物カタログ: 社内のDX活動の成果物をまとめて管理するアプリで、他の職場が抱える業務改善の参考にも役立っています。
社外展開の計画
JR東日本は、社内で培った知識や経験をもとに、業務改善支援ハンズオントレーニングを他の企業にも提供する方針です。特に鉄道業界での課題解決に特化したプログラムを進めることで、社会全体のDX推進に貢献してく予定です。
先行事例の紹介
すでに北海道旅客鉄道株式会社に対して、2025年8月から12月にかけて業務改善支援ハンズオントレーニングが実施される予定です。このプログラムでは、受講者が自らの職場の業務課題を解決できるよう、スキルを身につけることを目的とします。
展示会への参加
さらに、来る2025年11月26日から29日まで、幕張メッセにて開催される「第9回 鉄道技術展2025」において、自社の業務改善支援ハンズオントレーニングに関する取り組みを出展します。この見本市を通じて、さらなる展開に向けたネットワークを広げていく考えです。
デジタル人材育成のビジョン
2027年度末までに、JR東日本ではデジタル技術で業務課題を解決する「ミドル」人材約5000人を育成する計画もあります。社内で役割を果たすデジタル推進人材(通称: DXプロ)によって、DXの橋渡しを行いながら、関連知識と技術の習得に励んでいく所存です。
JR東日本が進める業務改善支援の取り組みは、業界を越えた価値創造と効率化に寄与すると期待されています。今後も注目していきたいところです。