中華料理の家庭の味を再現する『味坊の味』の魅力
2025年12月中旬に刊行予定のレシピ本『味坊の味リョウさんが伝えたい中国の家庭料理』が話題を呼んでいます。この本は、中国東北地方を中心に「現地の家庭の味」を再現する飲食グループ「味坊」から誕生したもので、オーナーの梁宝璋(リョウ・ホウショウ)さんの情熱が詰まった一冊です。
「味坊」とは何か?
「味坊」は2000年に神田にオープンし、その後15店舗を展開する人気の飲食グループです。梁さんは、「故郷の家庭の味を日本の皆さんに知ってほしい」という思いで、この飲食店を立ち上げました。彼の料理は、テレビ東京の『孤独のグルメ』にも登場し、多くのファンを魅了しています。2022年には「外食アワード」を受賞し、その味が広く認められています。
家庭の味を届ける思い
本書では、梁さんの母が作ってくれた「家庭の味」を再現することをコンセプトとし、料理家の今井真実さんがそのレシピを監修しました。梁さんの母は、豊かではない暮らしの中でも、心を込めた温かい料理を作り続けました。その思いを受け継ぎ、彼は「ビジネスも大事だけれど、まずは食文化を広めたい」と語ります。これまでの経験を基に、日本の台所で手軽に再現できる58のレシピが紹介されています。
レシピの中身
本書に載っているレシピは、特別な調理器具や高価な調味料を必要とせず、家庭で簡単に作ることが可能です。例えば、以下のようなメニューが提案されています:
- - 青唐辛子とパクチーときゅうりのサラダ などの簡単ヘルシーなおつまみ
- - ラム肉と長ねぎ炒め など、がっつりお肉料理
- - 具なし焼きそば や トマトとラムの焼きそば などの馴染みのあるごはん物
これらのレシピは、ビールやワインのお供にもぴったりで、楽しい食卓を演出してくれるでしょう。
先行発売イベントのご案内
また、11月1日(土)には、「羊フェスタ2025」での先行予約受付も行われる予定です。このイベントでは、本来の発売日よりも一週間早く本を手に入れるチャンスがあります。さらに、参加者には「味坊集団トレカ」のプレゼントも用意されています。お料理好きな方や、中国の家庭料理を楽しみたい方には、ぜひ訪れてほしいイベントです。
著者のプロフィール
本書の著者である梁さんは、中国黒竜江省チチハル出身で、1995年に来日し料理を学びました。母親から受け継いだ味を基に料理の道を歩み始め、現在は東京を中心に15店舗の飲食店を運営しています。助手の今井真実さんも、親しみやすいレシピで知られ、多数の料理本を執筆している人気の料理家です。
終わりに
『味坊の味』は、家庭で手軽に作ることができる中国の家庭料理を通じて、食文化を広めることを目指しています。家族や友人とともに、この本のレシピを試して、温かい食卓を囲んでみてはいかがでしょうか。心に響く「味」を再現した一冊が、あなたのキッチンに新たな風をもたらすことでしょう。