老舗鞄メーカーサンコー鞄復活！新ブランド「SUNCO」登場

老舗旅行鞄メーカーサンコー鞄が新ブランド「SUNCO」として復活！

2023年、愛知県の老舗旅行鞄メーカー「サンコー鞄」が新たに「SUNCO」として復活し、業界に旋風を巻き起こしています。この復活は、株式会社マツモトが行っており、廃業したサンコー鞄の人気シリーズ「SUPER LIGHTS ZIP-6」の生産に着手しました。

129年の歴史を持つサンコー鞄の背景

サンコー鞄は1893年に創業し、129年間にわたり旅行鞄を製造してきました。創業者の「仏の彦次郎」と称されるこだわりの製品作りは、多くの旅行者から支持されてきました。しかし、コロナ禍が影響し、2022年に廃業を余儀なくされました。その際、倉庫には作り続けられたスーツケースが大量に残っていて、行き場を失った職人たちの想いが詰まった製品が無数に存在していました。

新たな道を開いた株式会社マツモト

サンコー鞄の廃業後、同じ愛知県に拠点を置く株式会社マツモトがその灯を消さないために動き出しました。松本勝社長は「旅行鞄の製造に真摯に向き合ってきたサンコー鞄の技術を継承することは、同じ物作りに関わる者としての責任だ」との思いから、在庫と残った職人を迎え入れ、SUNCOとして製品の復活を決定しました。

アフターコロナを見据えた新製品

2023年に入り、コロナ明けと呼ばれる新しい行動様式が確立され、多くの消費者から新しいスーツケースへの需要が高まっています。マツモトはサンコー鞄の看板製品の復活を手掛け、特に人気のあった「SUPER LIGHTS ZIP-6」に目を向けました。このモデルは軽量化と強度を兼ね備えており、持ち運びがしやすいのが特徴です。

機内持込サイズでわずか1.8kgの「SUPER LIGHTS ZIP-6」

新たに登場した「SUPER LIGHTS ZIP-6」は、機内持込サイズでありながら、わずか1.8kgの超軽量仕様。柔らかいクッションハンドルは衝撃を吸収し、女性でも軽々と持てる設計になっています。スーツケースの軽さにより、利用者はより多くの荷物を持ち運べるメリットもあり、旅行者にとっては大きな魅力です。

積み上げられた技術と安心感のある快適さ

このスーツケースは静音キャスター技術を採用し、あらゆる移動において安心感と快適さを提供します。キャスターに使用されたRisof®︎素材は、耐久性と静音性を向上させ、スムーズな移動を実現します。また、持ち手と内装ファブリックには抗菌加工が施されており、アフターコロナのウェルネスを意識した設計となっています。