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新たな挑戦を始める清水和輝氏

近畿大学に在学中の清水和輝さんは、昆虫食の魅力を伝える「昆Tuberかずき」として知られ、多くの人々にその楽しさを広めてきました。彼は最近、近畿大学発のベンチャー企業、株式会社POIを設立し、昆虫食の普及と社会課題の解決に向けた新たな挑戦をスタートしました。

株式会社POIの理念

株式会社POIは「Products Of Innovation」の略称で、革新的な商品とサービスを提供し、社会への大きな貢献を目指しています。清水さんは、高校生の頃から昆虫食に目覚め、大学入学後はその活動を本格化。「コオロギコーヒー」や「コオロギ餃子」、さらには「シルクパン」といった様々な商品を開発し、注目を集めています。これらの商品は、健康や環境への配慮を基にしたものであり、単なる食べ物ではなく、持続可能な社会の実現に向けた一歩を踏み出しています。

事業の柱

POIでは、次のような事業を中心に活動していく予定です。

1. 講演事業

昆虫食の社会的意義やSDGsに関連するテーマで、多様な世代に向けた講演を実施します。また、東京ビッグサイトで開催される国際食品素材/添加物展での基調講演も予定しています。これにより、昆虫食の価値を多くの人に伝える機会を広げていきます。

2. 教育・ワークショップ事業

昆虫食の体験や自然観察を通じて、子どもたちに向けたワークショップを開催し、昆虫食の世界を身近に感じてもらう活動も行います。フードフェスティバルへの出展など、多様なイベントにも積極的に参加し、昆虫食の楽しみ方を広める予定です。

3. コンサルティング事業

清水さんは経験豊富なアドバイザーと連携しながら、補助金申請や手続きのサポートを行っています。これまでに千葉県や群馬県での申請は採択率100%という成果を上げており、今後もこの実績を生かして、他の地域へと拡大していく考えです。

4. 商品企画・開発・販売事業

在学中に培ったノウハウを生かして、オリジナル昆虫食商品の販売も力を入れています。「かずきの昆虫食博覧会」など多くの催事に出店し、さらには著名アーティストとのコラボレーションも積極的に行っているのが特徴です。ワタリバッタコーヒーは、技術を持つミュージシャンとの共作で生まれた商品です。

清水和輝氏のメッセージ

「私たちの取り組みは、個人事業から法人として新たなスタートを切ることに大きな意義があります。支えてくださったすべての方々に感謝しつつ、この会社を成長させることで恩返しをしていきたいと思います。私たちの活動を通じて、社会に貢献するために様々なチャレンジを続けていきますので、今後も期待してください」と清水さんは語ります。

彼の情熱とビジョンが、多くの人に共感を呼び、昆虫食の認知度向上や持続可能な社会への取り組みが進むことを願っています。今後の展開に目が離せません。

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