資生堂、AIを活用した為替リスク管理システムを導入しグローバル展開を強化
化粧品メーカーとして国内トップシェアを誇る資生堂は、近年、海外事業の拡大に力を入れ、生産量の約7割を海外市場で確保しています。このような背景から、資生堂はジーフィット株式会社が提供する法人向けAI為替リスク管理システム「トレーダム為替ソリューション」を導入しました。
導入の背景
資生堂は2024年5月時点で120以上の国と地域で展開を行い、その海外売上比率はおよそ70%に達しています。しかし、近年の為替相場の変動が企業経営に大きな影響を及ぼす中で、適切な外貨取引の分析と為替リスク管理を強化する必要が生じていました。これを受け、資生堂はトレーダムを導入し、ガバナンスを強化することにしました。
資生堂のコメント
資生堂社は「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指しています。その一環として、海外事業の成長を加速させる取り組みが進められています。特に、海外売上の増加に伴う為替変動リスクに対し、フィンテックを駆使した外貨取引管理とリスク管理を行うためにトレーダムを選択しました。
高度なAIによるリスクコントロール機能や外貨取引の分析・管理機能を活用することで、より良い為替リスク管理の実現を目指しています。
トレーダム為替ソリューションとは
トレーダムは、海外取引を行う企業が直面する外国為替の変動リスクに対応するためのクラウドサービスです。高度なAIを用いて為替相場のトレンドを予測し、効果的な為替ヘッジ取引を推奨します。このシステムを利用することで、専門の為替チームを持たない企業でも適切に為替リスクをコントロールできる環境が整えられます。
また、トレーダムには外貨取引管理、ヘッジ取引の一元管理、為替エクスポージャーの可視化といった充実した機能が備わっています。このような機能により、企業は為替リスクに振り回されることなく、グローバルな挑戦を行うことが可能となります。
詳しくは公式サイト「
トレーダム」をご覧ください。
ジーフィットの取り組み
ジーフィット株式会社は、グローバルビジネスにおける為替リスクを適切にコントロールするソリューションを提供するフィンテック企業です。伝統的な金融工学に基づく金融商品とAIによるデータサイエンスを組み合わせた「為替テック」を展開し、企業の成長を支援しています。
会社概要
- - 社名: ジーフィット株式会社 (GFIT, Inc.)
- - 本社: 東京都千代田区大手町 1-6-1 大手町ビル4階 FINOLAB内
- - 設立: 2015年1月
- - 資本金: 388,872,000円
- - 代表者: 代表取締役社長 浦島伸一郎、代表取締役 阪根信一
- - 事業内容: AI為替リスク管理システム「トレーダム為替ソリューション」の開発・運用、為替情報コミュニティ「トレーダムアカデミー」の運営
- - URL: ジーフィット
資生堂の新たな取り組みは、企業の成長を支えるだけでなく、業界全体に波及効果をもたらすことが期待されています。