ルイ・ヴィトン、第2回「Louis Vuitton Watch Prize for Independent Creatives」セミファイナリストを発表
ルイ・ヴィトンが保有するウォッチメイキングの世界に、新たな才能が登場しました。2023年9月、ブランドは「Louis Vuitton Watch Prize for Independent Creatives」のセミファイナリストに選ばれた20名のクリエイターを発表しました。この取り組みは、独立したウォッチメーカーのクリエイティビティと技術力を称え、広く支援することを目的としています。
この賞は、スイスにある「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」という施設と共同で設立されました。前回の大会では、スイスのウォッチメーカー、ラウル・パジェスが優勝を果たし、盛況のうちに終了しました。今回も、クリエイティブで革新に満ちた作品を誇るセミファイナリストたちが選出され、独自のクラフツマンシップが光る瞬間が期待されています。
今回のセミファイナリストたちは、数百名の応募者の中から選ばれました。ルイ・ヴィトンのウォッチ部門ディレクター、ジャン・アルノーは、ウォッチメイキングにおいて独立したクリエイターの重要性を強調し、彼らの作品には真の芸術性があると述べました。彼は「今回選ばれたセミファイナリストたちの作品は、挑戦的で、独自のビジョンが表現されています。彼らは時計製作を通じて創造性を実現しており、各タイムピースには独自の物語が込められています」と語ります。
選ばれた20名のセミファイナリストは、以下のとおりです:
- - Anton Suhanov - St. Petersburg Easter Egg Tourbillon Clock
- - JN Shapiro - Resurgence
- - Auffret Paris - Giverny « Blue Train »
- - David Candaux - DC6 Titanium
- - Lederer - CIC 39mm Racing Green
- - Fam Al Hut - Mobiüs
- - Hazemann & Monnin - Hazemann & Monnin School Watch
- - Kallinich Claeys - Einser Central Seconds "Hong Kong Edition"
- - Fabian Pellet - Essentiel
- - Kudoke - KUDOKE 5
- - Behrens - KUNG FU
- - Quiet Club - Fading Hours
- - Reuben Schoots - Series Two
- - Tasaki - Face Of Tasaki "Black Mother Of Pearl"
- - Daizoh Makihara - Beauties Of Nature
- - Masa & Co. - SOHKOKU
- - Mgraver - Ventrallis
- - Mineroci - RD002
- - Petermann Bédat - Seconde Morte
- - Winnerl - The Tremblage Dial
今年の秋には、65名の専門家からなる審査委員会が、応募作品を評価する予定です。評価基準には、「デザイン」、「クリエイティビティと大胆さ」、「ディテールと仕上げ」、「複雑性」、「技術的イノベーション」という5つのカテゴリーが含まれています。審査の結果、最終審査員となる5名が選ばれる予定です。2025年12月15日には、賞の最終選考に残ったファイナリストと審査員が発表される予定です。
今年の3月24日には、パリでファイナリストたちが審査員に各自の作品をプレゼンテーションするイベントも企画されています。この夜には、フォンダシオン ルイ・ヴィトンにて、受賞者が発表され、受賞者には15万ユーロの助成金に加え、1年にわたるメンターシップが提供されます。このメンターシップは、「ラ・ファブリク・デュ・タン」とルイ・ヴィトンの専門家たちの支援を受けて行われます。
ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトンについて
ルイ・ヴィトンは2002年にウォッチメイキングの道を歩み始め、以来、独自のタイムピースが誕生しています。2014年には新しいウォッチメイキングアトリエを開設し、卓越性と革新性を追求する環境を整えました。「ラ・ファブリク・デュ・タン」は、伝統的な職人技術と最新のデジタル技術を融合させた最先端の施設です。ここでは、優れた時計職人やデザイナーたちが独創的な作品を生み出しています。
ルイ・ヴィトンとは
1854年に設立されたルイ・ヴィトンは、常に革新とスタイルを融合させてきたブランドです。旅行用のラゲージやバッグ、アクセサリーを通じて、「旅の真髄」を追求し続けています。時を経て、アートやデザインに影響を与え、卓越したクラフツマンシップと大胆な発想で独自の物語を紡いできました。これからも、ルイ・ヴィトンは時代を超えたエレガンスを提案し続けます。