北海道上ノ国町に新たな風力発電所が建設開始、再生可能エネルギーの未来を切り開く

上ノ国第三風力発電所の建設工事がスタート

北海道上ノ国町に新たに建設される「上ノ国第三風力発電所」の工事が本日開始されました。運営を手掛けるのは、電源開発株式会社（通称Jパワー）の100%出資子会社である株式会社ジェイウインド上ノ国です。これは、再生可能エネルギーを推進し地域に貢献するための重要な取り組みとして位置づけられています。

上ノ国第三風力発電所の概要

この新しい風力発電所は、既存の上ノ国第二風力発電所と同時に環境影響評価を進めてきた計画の一部です。設置予定の風力発電機は、単機出力が4,300kWのものを12基備え、合計出力は51,595kWに達します。この発電所の設立は、Jパワーグループとしても北海道内で10箇所目となります。

環境への配慮と地域との連携

上ノ国第三風力発電所では、発電による環境価値が非化石証書としてKDDI株式会社に提供され、2025年3月にはバーチャルPPAによる契約が締結されています。これにより、発電所から得られるエネルギーを環境に優しい形で供給することが期待されています。

今後、2028年9月の営業運転開始を見据え、工事は地元住民や関係機関と連携しながら行われます。安全第一を掲げ、環境保全にも十分配慮した取り組みが求められています。

Jパワーの再生可能エネルギーへの取り組み

Jパワーは設立以来、水力発電に加え、風力、地熱、太陽光など多様な再生可能エネルギー事業を展開してきました。今後も専門性を生かし、バーチャルPPAなど新たな販売形態に対応しながら、カーボンニュートラルの実現に寄与することを目指しています。「J-POWER BLUE MISSION 2050」に基づき、持続可能な社会の構築に向けた活動が注目されています。