まったりした思春期の魅力が詰まった新作
『マイペースと歩く』は、エッセイマンガで名を馳せる三本阪奈による待望の初ストーリー漫画です。この作品は、思春期というひと時の中でのささやかでありながらも、心に残る瞬間を丁寧に描写しています。
物語は、中学生活を送る近藤と、彼女の隣の席に座る超絶マイペース男子・高橋の視点から展開されます。高橋はいつも寝グセをつけて登校するほどの自由人で、その独特なスタイルは、彼女の堅苦しい日常に新しい風をもたらします。そして、徐々に彼らの距離が縮まる様子は、リアルで共感を得られるシーンです。
読者からは、「空気感が大好き」、「めちゃめちゃ尊い」といった感想が多く寄せられ、多くの人たちがこの作品に共鳴しています。また、「思春期女子の小さな悩みが好き」といったコメントもあり、特に年代を問わず評価されています。
著者の思い
著者の三本阪奈さんは、「この作品を描いていると、まるで自分が近藤や高橋から何か大事なことを教わっているような不思議な感覚になる」と言います。彼女は、この物語を通じて、中学生たちの不器用な一年を見守ってほしいとメッセージを寄せています。
日常の一コマ
物語のあらすじは、いつも自分のことを気にせずに自由に行動する高橋の姿を見つつ、近藤が彼と過ごすことで変わっていく心境を描いています。彼女は、他人の目を気にしがちな一方で、高橋の存在がどんなに安心感をもたらすのかを実感していきます。やがて二人の間には微妙な距離感が生まれ、思春期特有の甘酸っぱさが漂い始めます。
この作品は、心温まるストーリーと共に、読者に多くの共感をもたらします。思春期の様々な葛藤や喜びが描かれ、読む者の心に響く内容となっています。
試し読みと販売情報
『マイペースと歩く』は現在、単行本の第1巻が2025年4月9日に発売される予定です。また、前日譚に当たる読切版も収録されています。興味のある方はぜひ、くらげバンチで試し読みをしてみてください。
まとめ
『マイペースと歩く』は、思春期特有の日常の移ろいや悩みを優しい筆致で描き出す、心温まる作品です。著者三本阪奈による新たな挑戦が、どのような物語を紡いでいくのか、ぜひ手に取って確かめてみてください。