香川から香港へ
2021-06-02 11:14:38

香川から香港へ瀬戸内の美味しいを届ける挑戦!産学官連携の新たな展開

瀬戸内グローカルラボの挑戦



コロナ禍からの復興を果たすべく、香川県高松市に新たに誕生した「瀬戸内グローカルラボ」が、地域の美味しい食材を香港へと届ける取り組みを進めています。6月1日に旧「かがわグローカルラボ」から名称が変更され、産学官連携を強化しながら地域活性化に向けた取り組みが始まりました。

新たな販路開拓の背景



数年前に発足したかがわグローカルラボは、日本市場の縮小に対抗するために、アジア市場での販路拡大を目的としたビジネスコミュニティでした。コロナ禍の影響を受けて、ラボはリモート開催に切り替え、参加企業のエリアも香川から四国全域や岡山へ広げることで、地元産業の支援を続けています。

特に中小企業や一次産業が製造した商品が次々と香港市場への進出を果たしています。具体的には、2021年4月には高校生も参加し、リバースメンタリングを通じて次世代の育成を図るなど、新たな試みが多く実施されています。

産学官連携による地域活性化



「瀬戸内グローカルラボ」はコロナの影響を超えるだけでなく、持続可能な地域経済の循環モデルを目指しています。地元企業の利益を地域の社会課題解決に充当することが、そのモデルの一環とされています。特に、支援が必要な子供たちを対象にしたプログラムが始まっています。

注目の進行中事例



1. エシカル養殖の挑戦
愛媛県宇和島市の株式会社タイチでは、アニマルウェルフェアに配慮したエシカル養殖が行われています。この新しい方法で育てられた高級養殖鯛が健康志向の香港市場で注目され、ついに輸出が実現しました。

2. イタリアン向け生パスタ
岡山県岡山市の株式会社冨士麵ず工房は、74年の歴史を持つ製麺業で、イタリアン向けの生パスタに挑戦して大きな成功を収めています。ミシュランの星付きシェフからのオーダーも多く、今回は香港進出が期待されています。

香港への商品輸出の成功事例



4月22日、四国から香港に向けて初めて輸出された商品には、極太のアスパラガス「さぬきのめざめ」や、2種類の高品質な柑橘「南津海」と「河内晩柑」が含まれています。特にアスパラガスは、甘みと旨味が抜群で、一度食べたら忘れられない美味しさです。これらの商品は、香港市場での試験販売に向けて大きな期待が寄せられています。

今後の展望



次回の「第5回かがわグローカルラボ」は、7月6日にZoomで開催される予定です。そこで反響を受けた商品の販売状況、新たな独自ブランドの立ち上げ、SDGsへの取り組みの進捗などが発表される予定です。今後も地域のサプライヤーから新たなエシカル商品の開発を進めていく方針です。

地域から世界へ、香川県の美味しいを届ける挑戦は、ますます期待が高まります。

会社情報

会社名
株式会社朝日通商
住所
香川県高松市国分寺町新名1566-1
電話番号
087-874-6115

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