福祉とエンタメの融合
2026-01-22 12:10:42

福祉とエンタメの融合が生み出す新たな社会参加の形

福祉とエンターテインメントの新しい形



一般社団法人フェアリーエンターテイメントは、障がいの有無にかかわらず、ダンスや表現活動を通じて社会とのつながりを生み出す新たな取り組みを行っています。福祉とエンタメが交差する現場での変化をリポートします。

表現がもたらす自己肯定感の向上



当法人の活動では、参加者が最初は目を合わせたり声を出すことすら難しかったケースがいくつも見受けられました。しかし、ダンスや身体表現を通じて少しずつ自分の意志を示すようになり、やがて自発的な行動が増えていきます。これは、訓練や指導の結果ではなく、音楽や身体表現という“否定されない居場所”での体験が積み重なった結果です。このような環境下で人は「自分を出しても大丈夫」という感覚を得て、自発的に動き出すのです。

きょうだい児の新たな役割



障がい者のきょうだい児は、家庭や社会において「我慢する側」あるいは「支える側」としての役割が強くなりがちです。しかし、当法人では、きょうだい児をも一人の表現者として活動に参加させています。彼らは障がいの有無に関わらず同じ立場で表現し、その中でこれまで言葉にできずにいた本音や感情を語り始めることができるようになります。このように、相互理解を深める場が提供されることで、きょうだい児たちは新たな自己表現の機会を手に入れます。

訪問型ダンスレッスンの効果



私たちは行政と連携して障がい者施設を訪問し、入所者と職員が共に参加する訪問型ダンスレッスンを行っています。ここの面白い点は、ダンスの時間だけは「支援する側・される側」という役割が一時的に解消されることです。音楽が流れ、身体を動かし始めると、職員も利用者も同じ表現者として側に立ちます。こうして職員と利用者は自然に目を合わせ、笑い合う瞬間が生まれ、フラットなコミュニケーションが存在するようになります。

職員からの感想



「普段は“介護する側・される側”という関係ですが、ダンスの時間は同じ立場で笑ったり動いたりできました。言葉に頼らずとも気持ちが通じ合う感覚があり、利用者さんの新しい表情を観ることができました。」このような体験は、単に利用者にとってだけでなく、職員にとっても関わり方を見直すきっかけとなっています。

目指すべき未来



私たちが目指す社会福祉とエンターテイメントは、一見すると異なる分野であるようにも思えるかもしれません。しかし、表現することは人が人として生きるための根源的な力です。小さな変化が次なる社会参加や自己表現のきっかけにつながる重要な一歩なのです。フェアリーエンターテイメントは、表現活動を通し、一人ひとりが「支援される存在」から「社会の一部として関わる存在」へと変わっていく未来を描いています。障がいの有無にかかわらず、誰もが自らの役割を見つけ、社会とつながることができる新しい福祉の在り方を提案していきます。

団体概要



一般社団法人フェアリーエンターテイメントは、代表理事の吉川莉奈が、重度障がいを持つ二人の姉を持つ「きょうだい児」として育ちた経験から設立されました。彼女は幼少期から福祉の課題に取り組み、障がいの有無に関係なく表現を通じて社会とつながる活動を実践しています。

お問い合わせ


メール: [email protected]
ウェブサイト: フェアリーエンターテイメント公式サイト


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会社情報

会社名
一般社団法人フェアリーエンターテイメント
住所
東京都小平市
電話番号

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