株式会社ぐるなび、通期業績予想を上方修正
株式会社ぐるなび(東京都千代田区、代表取締役社長:杉原章郎)は、2024年11月1日に2025年3月期第2四半期(中間期)の決算と共に、通期の業績予想を上方修正したことを発表しました。特に飲食店向けのストック型サービスにおける成長が、予想を上回る業績に寄与しています。
上期業績の詳細
2024年度の上期(第2四半期累計)における売上高は、59億7千万円となり、前年同期比で11.3%の増加を記録しました。この成長は、ARPU(1店舗当たりの契約高)の上昇と、飲食店数の微増が背景にあります。費用面では、業務の効率化や人員配置の最適化を実施したことで、計画よりも縮小し、各利益が前回の発表予想を上回る結果となりました。
業績の具体的な数値としては、売上高60億円、営業利益1千万円、中間純利益はマイナス5千万円となりましたが、これらは全体としては良好な進捗を示しています。
通期利益予想の上方修正
上期の優れた業績を受けて、今後は「楽天ぐるなびの強化」に向けた広報費や販促費、営業体制やサービス運用体制の強化に投資を行うことが予定されています。この取り組みは、飲食店支援事業の成長を促進し、それに伴って通期利益の上方修正を実施することに寄与すると期待されています。
投資の具体的な金額は、効果や効率の見極めによるもので変動の可能性がありますが、いざという時に迅速に資金を投下できる準備を整えることを重要視しています。
生成AIを活用した「ぐるなびNextプロジェクト」始動
また、株式会社ぐるなびは、「次世代食体験の実現」と「圧倒的な業務効率化」を目指し、AI技術を活用したプロジェクト「ぐるなびNextプロジェクト」を始動させました。このプロジェクトでは、提供されるサービスはもちろんのこと、会社全体の業務運営体制の技術的革新を目指しています。
昨年9月にAIを活用するために新たに発足された組織では、アプリケーションの開発とデータに関する業務が統合され、実績や営業ノウハウの共有が進んでいます。これにより、営業活動の効率化が実現されつつあります。
「幹事ガンバレプロジェクト」の導入
さらに同社は、コロナ禍で影響を受けていた宴会需要の活性化を図る「幹事ガンバレプロジェクト」を2024年11月1日よりスタートしました。このプロジェクトは、幹事がより楽しく宴会を企画できるよう支援するもので、最大7%分の「楽天ポイント」を進呈する「幹事ランク制度」が導入されます。
この制度では、過去3か月間のネット予約や来店者数を元にランクを決定し、上がるごとにポイントの進呈率が高まる仕組みです。この取り組みは、業界の可能性を引き出す大きな一歩となることでしょう。
今後の展望
株式会社ぐるなびは、消費者に対して宴会の持つ魅力を再発見してもらうと共に、外食市場の持続可能な発展を支え、自社事業の成長に繋げることを目指しています。新しい取り組みを通じて、益々多くの笑顔を生み出す体験を提供していくことでしょう。
詳細な情報は以下のリンクから確認できます。
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幹事ランク制度公式ページ
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