新たなサービスが始動!
2025年4月21日、損害保険ジャパン、SOMPOダイレクト、プライムアシスタンス、そして日本自動車連盟(JAF)が連携し、電気自動車(EV)の電池切れ時に即座に対応できる「現場駆け付け急速充電サービス」の全国トライアルが開始されます。このサービスは、EVの普及が進む中で顕在化する充電ポイント不足や電欠に対する不安を解消するために企画されました。
背景と目的
EVを利用するお客さまの中には、充電インフラの少なさや走行距離に対する不安があることが多く、これがEV購入のハードルになっているとされています。このサービスは、充電スポットへの牽引だけでなく、現場に急速充電車を派遣し、充電後すぐに移動を再開できる仕組みを提供します。これにより、電欠の恐れが大きく軽減されることが期待されています。
サービスの流れ
急速充電サービスを利用する際は、損保ジャパンまたはSOMPOダイレクトに契約している自動車保険の顧客が、指定の窓口に連絡することが必要です。
電子機器に関するトラブルを避けるためにも、事前に連絡が求められます。連絡が入ると、急速充電が可能な充電器を搭載したJAFのサービスカーが現場に駆けつけます。そして、その場での充電が完了すれば、 お客様は直ちに再び走行を開始できるのです。
ただし、雨天や電欠の発生した場所によってはサービスの提供が難しい場合があります。その際は従来通り、レッカー車による充電スポットへの輸送となります。
トライアル実施期間と地域
このトライアルは2025年4月21日から始まり、最大1年間実施されます。初めの段階では、以下の地域にてサービスが提供されます:
- - 北海道・東北エリア: 札幌、仙台
- - 関東エリア: 東京都、千葉、さいたま、川崎、横浜、横須賀
- - 中部エリア: 名古屋、岡崎、浜松
- - 関西エリア: 大阪、堺、神戸
- - 中国・四国エリア: 山口、高松
- - 九州エリア: 福岡、熊本
今後、充電器を搭載した車両の配備状況を見ながら、対応地域を拡大していく予定です。
今後の展開
このトライアルを通じて蓄積されたノウハウは、今後のサービス品質向上に寄与します。また、JAF会員向けに優遇サービスを検討しながら、EVの新しいサービス開発にも繋げていくことを目指します。最終的には、EVの普及とカーボンニュートラルの実現にも貢献することで、持続可能な社会への一歩を進めることを目指しています。 この新しい取り組みは、より多くのお客さまに安心を提供するための重要な鍵となるでしょう。