劇団四季70周年を駆け抜けた浅利慶太の足跡を辿る
2024年12月26日、株式会社マガジンハウスより『劇団四季創立70周年を超えて 浅利慶太が目指した日本のブロードウェイ』が出版されます。本書は、著者の梅津齊氏が27年にわたる劇団四季での経験を通じて、創立者である浅利慶太氏の生涯とその功績を深く掘り下げています。
浅利慶太氏は、日本の演劇とミュージカルの発展に欠かせない存在であり、劇団四季を創立した人物でもあります。彼のビジョンは、日本におけるブロードウェイのような舞台文化を根付かせることでした。本書では、彼の生前の秘話が豊富に盛り込まれており、演劇ファンのみならず、多くの人々にとって有益な一本となっています。
物語は、長野県大町市に位置する「劇団四季 浅利慶太記念館」を訪れるところから始まります。この記念館は劇団四季の70周年を記念してリニューアルオープンされ、訪れる人に多くの感動を与えています。また、劇団四季の成り立ちや転機となった作品についても詳細に触れられています。
内容の概要
本書は、いくつかの章に分かれており、各章では以下のようなテーマが掘り下げられています。
- - 半世紀を経て、信濃大町へ:劇団四季がどのように形成され、何を目指したのかが描かれています。
- - 新たな演劇への決意:劇団四季がいかにして新たな公演を挑戦していったのか。
- - 浅利慶太の大計画:彼が抱いていた大いなる夢や苦悩が明かされます。
- - 全国公演を目指して:本格的な全国公演がどのように実現していったのか。
さらに、巻頭には舞台写真を収録したカラー口絵も掲載されており、視覚的にも楽しむことができます。日本演劇界の歴史の重要な瞬間が、この本によって再び浮き彫りにされることでしょう。
著者プロフィール
梅津齊氏は、1936年に北海道に生まれ、北海道学芸大学を卒業後、1962年に劇団四季に入団しました。数々の演劇に携わりながら、独自の視点で浅利慶太氏の活動を見つめ続けました。彼の経験と見識は、本書において非常に貴重な資源となっています。
最後に
この新刊は、劇団四季ファンや演劇、ミュージカルに興味のあるすべての人々にとって必読の一冊です。年末年始に、ぜひ手に取ってこの魅力的な物語を堪能してください。少しでも多くの方が楽しんでいただけることを願ってやみません。
書誌情報としては、定価1,980円(税込)、216ページの四六判として発行されます(ISBN: 978-4-8387-3305-7)。本書の詳細や購入に関しては、
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