デザイナー芦田多恵の25周年を祝う齊藤工監督のドキュメンタリー映画

デザイナー芦田多恵の25周年を祝うドキュメンタリー映画『Embeliir』

デザイナー芦田多恵のデビュー25周年を記念して、俳優であり監督の齊藤工氏が手がけたドキュメンタリー映画『Embeliir』（アンベリール）が公開されることになりました。この映画は、芦田多恵の創造過程を通じて、ファッションの本質に迫る内容です。

芦田多恵とそのアトリエの歴史

芦田多恵は、メゾン創立から50年以上の歴史を誇る日本唯一のアトリエを守り続けています。このドキュメンタリーでは、そのアトリエの貴重な日常や、熟練の職人たちとの緊密な連携が描かれます。生地の選定から、デザインが形作られる瞬間、さらに仮縫いを経て完成に向かうコレクションの舞台裏など、普段は見ることのできないプロセスが公開されるのです。

齊藤工の視点

齊藤工監督は、自身のフィルムに対する思いを以下のように語っています。「催生した作品は偶然から始まり、必然へと変わる。このドキュメントを通じて、多恵さんがどのようにデッサンから製品に仕上げていくのかを明らかにしたい」と述べています。特に、ファストファッションが幅を利かせる現代において、手作業の魅力や真の職人技がいかに貴重であるかを伝えることが目的なのです。

『Embeliir』の詳細

映画『Embeliir』は、2023年10月17日午後11時（GMT 2時）に公開予定です。このプロジェクトは、多恵のアートとしてのアプローチや、彼女の作品が持つ意味や背景をより深く理解する手助けとなることでしょう。

また、映画の公式サイトでは、予告編が公開されており、その内容を題材に一足早く体験できます。ファッションに興味がある方々、特に日本のアートシーンや伝統的なものづくりに興味を持つ人々にとって、この映画は見逃せない作品となるはずです。