フューチャー株式会社、NLP2026での研究発表の概要
フューチャー株式会社は2026年3月9日から13日にかけて開催される「言語処理学会第32回年次大会(NLP2026)」において、プラチナスポンサーとして協賛し、4件の重要な研究成果を発表します。この大会は言語処理に関する最新の研究成果を発表し、国際的な研究交流を図る場として1994年から続いています。今回のNLP2026は、招待講演、論文発表、専門家によるチュートリアル、テーマセッション、ワークショップなどが行われ、参加者には幅広い知識と経験が提供される予定です。
フューチャーの研究発表内容
フューチャーの研究チームは、以下の4件の研究を発表します。これらは自然言語処理と生成AIの最新の成果を反映したものです。具体的な発表内容は次の通りです。
1.
UI-Redline-bench: 赤入れ指示によるWebUIコード修正ベンチマーク
発表者:肥合智史、藤井諒、岸波洋介、森下睦
日時:3月12日(木)11:15-12:45、B会場
この研究では、赤入れ指示を用いたWebインターフェースのコード修正を行うためのベンチマークを提案します。特に、ユーザーからのフィードバックを効果的に取り入れた修正プロセスの改善に寄与することを目指しています。
2.
TimeMachine-bench: LLMは「あの日」のコードを最新環境に適応できるか?
発表者:藤井諒(東北大/フューチャー)、森下睦(フューチャー/東北大)、矢野一樹(東北大)、鈴木潤(東北大/理研/NII)
日時:3月12日(木)11:15-12:45、B会場
この研究では、大規模言語モデル(LLM)が過去のコードを現在の環境に適応させる能力を評価します。時代を超えたコードの適応力が、ソフトウェア開発における課題解決に繋がることが期待されています。
3.
WikiOriginQA: 知識の起源を組み込んだ文化的バイアス分析用QAデータセットの自動構築
発表者:羽根田賢和(フューチャー/東北大)、岸波洋介、藤井諒(フューチャー)、坂口慶祐(東北大)、森下睦(フューチャー)
日時:3月12日(木)14:15-15:45、B会場
この研究は、文化的バイアスを分析するための質疑応答データセットを自動で構築する手法を探求します。知識の起源に基づくアプローチが新たな視点を提供することを目指しています。
4.
項の復元は必要か?日英機械翻訳における省略された項の扱いの分析
発表者:野末慎之介(東北大)、松林優一郎(東北大/理研)、藤井諒(フューチャー/東北大)、岸波洋介、森下睦(フューチャー/東北大)、坂口慶祐(東北大/理研)
日時:3月12日(木)14:15-15:45、C会場
この研究では、日英機械翻訳における省略された項の処理方法を分析し、その必要性について探ります。翻訳の精度向上に寄与する研究です。
フューチャーの取り組みと今後の展望
フューチャー株式会社は、AIに特化したチーム『Strategic AI Group』を中心に、リサーチエンジニアやAIエンジニアの育成に力を入れています。また、自然言語処理や生成AI分野の学術研究を進め、技術力の向上を図っています。2024年に国内初の生成AI開発プロジェクト「GENIAC」を立ち上げ、日本語とソフトウェア開発に特化したモデルを公開しました。さらに、社会人向けのドクター支援制度「Future PhD Support Program」を導入し、先端技術を担う人材の育成を強化しています。フューチャーは研究開発だけでなく、主要事業会社と連携して、AIを業務に実装し、顧客の経営をサポートすることを目指しています。
進化し続ける自然言語処理技術に対するフューチャーの挑戦は、今後のAI社会においても重要な役割を果たすと期待されています。
開催情報
- - 会期: 2026年3月9日(月)~3月13日(金)
- - 会場: ライトキューブ宇都宮(栃木県宇都宮市宮みらい1-20)
- - 参加方法: 参加にはウェブサイトからの登録が必要です(有料)。
公式サイトは
こちらからご覧いただけます。