革財布「TEN’I」がiFデザインアワードで金賞を受賞した理由とは

革財布「TEN’I」がiFデザインアワードでGoldを獲得

千葉県市川市に本社を構えるレザーショップUNISON DEPT.が販売する革財布「TEN’I」が、2025年のiFデザインアワードにおいて、最高賞である「iFゴールドアワード」を獲得しました。このアワードは、世界中から集められた11,000件以上の応募の中から、特に優れたデザインに送られる栄誉であり、受賞作品はなんと75件に留まります。

TEN'Iの独自性

TEN’Iは、プロダクトデザイナーのヤマグチケンスケ氏が手掛けた、革新性に満ちた二つ折り財布です。特徴的なのは、通常の財布に見られる縫製や接着、金具を一切使用せず、一枚の革のみで構成されている点です。この設計により、糸のほつれやジッパーの故障、留め具の摩耗といった財布の寿命を短くする要因が排除されています。結果として、革素材本来の耐久性がそのまま財布の持続的使用に寄与します。

さらに、TEN’Iは使用者が簡単に一枚の革に戻すことができ、リユースやお手入れが容易です。これにより、持ち主自身が財布をオーバーホールしやすく、長く愛用できるという利点があります。UNISON DEPT.はこのサステナブルなデザインに強く共感し、製造および販売を行っています。

この革財布は、現在以下のECサイトと市川市のふるさと納税を通じて購入可能です。

iFデザインアワードについて

iFデザインアワードは、1954年から続く権威あるデザインアワードで、その権威は世界中で認識されています。iFロゴは、優れたデザインの象徴として広く知られています。今回、世界66カ国から参加した131名のデザイン専門家から成る審査パネルによって選ばれたTEN’Iは、美しいビジュアルと独自のコンセプトが高く評価されたことにより、プロダクト部門でのゴールドアワードを受賞しました。

また、受賞式はベルリンにて行われ、ヤマグチケンスケ氏もその栄冠を受けるために参加しています。TEN’Iの受賞に関する詳細は、iFの公式デザインポータルサイトで確認できます。
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