久留米市初のエベレスト登頂！中園医師が成功を報告

久留米市初のエベレスト登頂成功

2025年7月10日、TCB東京中央美容外科の中園秀樹医師が、日本全国に105の診療所を展開する同クリニックの支援を受け、久留米市初のエベレスト登頂に成功したことを、久留米市の橋本副市長に報告しました。この挑戦は、中園医師が約30年の夢を叶えた瞬間でもありました。

エベレスト登頂は、それ自体が多くの困難を伴います。中園医師は1978年に久留米市で生まれ、札幌で育った後、久留米大学医学部に入学。大学時代にはワンダーフォーゲル部に所属し、登山の魅力に目覚めました。彼が述べるように、登山は「普通の人でも挑戦できる」ということを示しています。

エベレスト挑戦の準備

中園医師は2025年3月26日にネパールへ向けて日本を出発。カトマンズでの準備を経て、エベレスト街道のトレッキングをスタートしました。特に印象的だったのは、エベレストベースキャンプで迎えた誕生日。仲間たちに祝われ、登山へのモチベーションを高めながら、日々トレーニングを重ねていく様子がここにあります。

この挑戦に際しては、TCBからのバックアップもあり、さらなるサポートを受けながらの挑戦でした。登る途中での高所病や酸素ボンベの必要性、雪崩の危険など、様々な困難が彼を待ち受けていました。

登頂の日

5月14日、ついに彼の期待が実を結びました。未明のうちにキャンプ4を出発し、約8,848メートルの山頂に立つ瞬間を迎えます。空は青く神々しい世界に包まれ、周囲は何もないデスゾーンで、彼は生き残ることの難しさを痛感しました。登頂の瞬間、感動で涙を流すことはなかったと言う彼ですが、その心の中には何とも言えない達成感があったのです。

しかし、下山途中には凍傷を負ってしまい、ヘリコプターでの緊急搬送を要しました。今は久留米大学病院で治療を受けているとのことですが、帰国できたことに感謝し、次の冒険を考える彼の姿勢に感銘を受けます。