米軍向け衛星端末
2024-10-07 21:23:19

Intellian初のハイブリッド衛星通信端末が米軍に納入されWGS認証を取得

世界的な衛星通信機器メーカーであるIntellian Technologiesは、最近衛星通信端末の新モデル「ARC-M4 Block-1」を米国軍に納入し、重要な認証を取得しました。この端末は、米国軍事衛星システムであるWideband Global Satcom(WGS)の認証を受け、型式名「AN/USC-75」として知られています。

ARC-M4 Block-1は、水上部隊に最初に展開された三周波数帯に対応したもので、静止軌道(GEO)、中軌道(MEO)、低軌道(LEO)、及び楕円軌道(HEO)の商業及び軍事衛星ネットワークから大容量通信を提供します。この技術により、米海軍やその同盟国の広帯域衛星サービスへのニーズに応えるべく、超高速通信システムの提供が可能となります。

ARC-M4 Block-1の導入は、米海軍のWGS/DSCS軍事衛星コンステレーションへのアクセスを維持し、さらには強化することに貢献します。また、重要な衛星コンステレーションにおける事前計画された製品改善(P3I)の戦略を採用し、米海軍が必要とする未来の通信環境にも対応する準備を進めています。

この端末の特徴として、米国軍やその同盟国が軍事と商業の通信システムを統合した形で利用できる点が挙げられます。新たな海軍用ハイブリッド衛星通信端末として、従来よりも高い操作性能を誇り、実運用実績も期待されています。米国宇宙軍と国防総省のCIO(最高情報責任者)も、「ハイブリッド端末」を次世代端末として位置付け、実戦配備する一環としています。

加えて、ARC-M4 Block-1は、米国宇宙軍が運営するWGS衛星コンステレーションからの同時運用が認証されており、全ての周波数帯域は電子的に切り替え可能です。さらに、これまでに存在しなかったほど多機能な設計を採用しており、異なる任務を複数の周波数帯で同時に実行することができます。

ARC-M4 Block-1は、多様な衛星通信網で全方位的なカバーを実現し、緊急時や特別な任務に対しても高い適応性を持ちます。これにより、米軍は一層強化された通信能力で迅速かつ柔軟に対応することが可能となり、国家安全保障への貢献を期待されています。

Intellianの同端末は、量産体制に入り、即時納入の受注も承っており、海軍への納入が進んでいます。Intellian USAの事業開発部門の副社長エドワード・ジョアニデス氏は、「ARC-M4 Block-1」が米国の政府機関や連合軍にとって重要な通信手段であることを強調し、通信の弾力性と即応性を強化するための取り組みについて述べています。

Intellian Technologiesは、世界中の人々をつなぐための最先端技術を開発し、革新を追求しています。彼らの製品は、国際的な通信ニーズを満たすため、品質や信頼性を重視しており、今後も各国の軍事や商業分野での重要な役割を果たしていくことでしょう。


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会社情報

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スターマリン・パブリックリレーションズ株式会社
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