中心市街地の活性化を目指すオンラインセミナーの参加者募集開始

中心市街地活性化プラットフォーム・オンラインセミナー

内閣府が主催する「中心市街地活性化プラットフォーム・オンラインセミナー」が、2023年7月31日（木）に初開催されることが決定しました。クローズアップされるテーマは、まちづくりの重要な要素であるイノベーションの創出です。具体的には、起業や創業を通じたチャレンジの場の形成に焦点が当てられ、地域活性化の実施に向けた先行事例が紹介されます。

今セミナーでは、東京大学連携研究機構不動産イノベーション研究センターの長谷川大輔講師が、イノベーションが生まれる「まちなか」の特徴について講演を行います。また、新潟県長岡市の中心市街地整備室の松木歩課長が、「日本初のイノベーション地区」としての取り組みを発表し、イノベーションの具体的な実現方法について語ります。二人の専門家による講演の後には、長谷川講師と長岡市の関係者によるクロストークも予定されており、理論と実践を交えた活発な議論が期待されています。

東京大学と不動産イノベーション研究センター

東京大学連携研究機構不動産イノベーション研究センター（CREI）は、不動産に関する先進的な学術研究を推進しています。産業界や自治体と連携し、新技術を活用した持続可能なまちづくりに貢献する研究に取り組んでいます。特に、人口減少や老朽化が進む地域のエリア価値を向上させ、未来に向けて生き残るための挑戦的な政策が求められる中で、CREIは地域の課題解決に貢献すべく、さまざまな取り組みを行っています。

長岡市の取り組み

長岡市では、「長岡市中心市街地活性化基本計画」に基づき、地域の価値を創出する活動が進められています。「誰もが楽しみ、安心できる場所」であることをテーマに、長岡版のイノベーションの拠点である「ミライエ長岡」の「NaDeC BASE」において、イノベーションに関連するさまざまな事業が行われています。この活動は、市内の教育機関と連携しながら、地域にヒト・モノ・情報を集め、新しい産業を生み出すことを目指しています。また、長岡市は、地方創生2.0における地方イノベーション創生構想の中で、特に注目されている地域の一つです。スタートアップエコシステム拠点形成に向けた具体的な取り組みが進行中で、事業者や起業家の支援にも力を入れています。