東急不動産とecboが提携、荷物預かりサービスを導入
東急不動産株式会社とecbo株式会社は、2025年4月1日より、東急不動産の会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート」に荷物預かりサービス「ecbo cloak」を正式に導入します。このサービスは、観光客やビジネスパーソンにとって、利便性を高める新しい選択肢を提供することが狙いです。
荷物預かりサービス導入の背景
近年、首都圏における観光市場は活況を呈しており、外国人観光客の増加に伴い、コインロッカーの不足や公共交通機関内の混雑が問題となっています。そこで、東急不動産とecboは、これらの課題を解決するために「ecbo cloak」の導入に至りました。特に、観光地を訪れる際の手ぶらでの観光推奨や、ビジネス利用を見越した需要増加を聞き取った結果、全19の「ビジネスエアポート」拠点への導入が決定しました。
「ecbo cloak」の特徴
「ecbo cloak」は、スマートフォンを使って事前に予約し、荷物を預けることができるサービスです。自宅近くや飲食店、駅構内など、全国1,000店舗以上に荷物を預けることが可能で、初の海外展開として台湾でもサービスを開始しました。
利用者はアプリで荷物を預けられる店舗を検索し、予約と決済を行うことで、簡単に荷物を預けることができます。さらに、コインロッカーに収まらないベビーカーやスポーツ用品なども預けることができるのが大きな魅力です。また、荷物の紛失や破損に備えた保険が付いているため、安心して利用できる点も注目されています。
ビジネスエアポートの理念
ビジネスエアポートは、「飛躍を求める、すべてのビジネスパーソンへ。」という理念のもと、働く場所だけでなく、新しい出会いや学びの場でもあります。ecboは、2023年よりこのビジネスエアポート代官山内に本社を置いており、両社の提携によってビジネスパーソンと観光客双方に向けた快適なサービスの提供を目指しています。
料金プランと使い方
荷物預かりの料金プランは2種類用意されています。バッグプラン(最大45cm未満の大きさ)では500円、スーツケースプラン(最大45cm以上の大きさ)では800円と手頃です。利用方法も簡単で、ウェブやアプリから店舗を選び、荷物を預ける際の期間や数量を指定して予約するだけです。預けた荷物については、写真付きの預かり証明がメールで送付され、指定した時間に受け取る流れになります。
今後の展望
東急不動産とecboは、これからも観光やビジネスシーンにおける新しい価値を提案し、にぎわいのある街づくりに取り組むことを目指しています。この取り組みは単に荷物を預けるサービスにとどまらず、利用者と街の新しい体験を結ぶ重要な役割を果たすことでしょう。
詳しい情報は「ecbo cloak」の公式ウェブサイトをご覧ください:
ecbo cloak
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