再生医療の新たな基盤
2025-10-29 13:08:34

ヒューマンライフコードとNYBCが再生医療の新たな基盤を構築

ヒューマンライフコードとNYBCが再生医療の新たな基盤を構築



ヒューマンライフコード株式会社(以下「当社」)は、ニューヨーク血液センター企業(New York Blood Center Enterprises、以下「NYBCe」)との間で、再生医療に向けた新たな製造基盤を構築するための基本合意書(MOU)を締結しました。この協力は、臍帯由来の間葉系間質細胞(UC-MSCs)を再生医療製品として実用化することを目的としています。

MOUの内容とその意義



本MOUにおいて、NYBCeは当社の米国における独占的な受託開発製造機関(CDMO)としての役割を果たします。この協力関係の下では、NYBCeが臨床グレードのUC-MSCs製品を製造することが期待されています。製造はニューヨーク州ライにある施設で行われ、適正製造基準(cGMP)に従って行われる予定です。この施設は、米国食品医薬品局(FDA)の基準を満たし、臨床段階の開発や新薬の臨床試験申請(IND)にしっかりと対応できる能力を持っています。

両社はこの基本合意に基づき、HLCのグローバルな臨床開発を加速させるため、正式な製造および規制対応の枠組みを整えることを目指しています。

NYBCeの役割と背景



NYBCeは1964年に設立され、60年以上にわたり米国において重要な非営利血液センターとしての役割を果たしています。現在、全米17州に拠点を構え、約7,500万人に血液や医療サービスを提供しています。また、血液銀行や細胞治療の分野においても多様な研究を行うなど、その影響力は広範囲にわたります。

具体的には、NYBCeは年間100万件以上の血液製剤を供給しており、200以上の研究機関や製薬会社に医療支援を提供しています。これらの活動は、地域社会の公衆衛生向上にも寄与しており、重要な医療インフラとしての役割を担っています。

ヒューマンライフコードのミッション



対してヒューマンライフコードは、日本国内での臍帯由来の細胞製品を中心に開発を行っており、難病患者の支援を目指しています。当社のビジョンは、難治性疾患から人々を救うことを通じて、健康寿命の延伸を図ることです。

様々な賞を受賞し、政府の支援プログラムにも選定されているヒューマンライフコードは、今後も革新的な医療技術の開発に注力していく予定です。

未来展望



本提携により、ヒューマンライフコードは今後、米国市場への進出をより加速させ、NYBCeとの連携による製造基盤の構築が、再生医療の進展に寄与することが期待されます。両社の協力が新たな医療の扉を開くことに、開発者たちの夢が実現することを願っています。

まとめ



この基本合意は、再生医療の技術革新に対する国際的な基盤作りを目指す重要な一歩であり、世界各国の医療ニーズに応えるための前進を意味します。両社の進展に今後も注目が集まります。


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会社情報

会社名
ヒューマンライフコード株式会社
住所
東京都中央区日本橋堀留町1-9-10日本橋ライフサイエンスビルディング7 5階
電話番号

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