カンボジアに初上陸した3Dホログラム映像演出の魅力とは

近年、3Dホログラム技術が進化を遂げ、その利用範囲が広がっています。特に、ブランジスタソリューションとネクシィーズ・ワンダーウォールの業務提携により、カンボジアで新たな映像演出サービスが提供されることが話題となっています。これまで、ARやVR技術は主に大型施設やイベントでの使用に限られていましたが、進化系3Dホログラム「PH (Projected Hologram)」技術の登場によって、中小規模の店舗でも簡単に導入できる環境が整いました。

カンボジアの新たな観光名所「THE LABYRINTH」

このたび、2024年11月にカンボジアでオープン予定の「THE LABYRINTH」は、そんな新技術を活用した最大級のレストランとして注目されています。約6,000平米の広さを誇り、最大300名を収容可能なこのレストランでは、来店者がホログラムを通じてカンボジアの遺跡と触れ合うことのできる体験が用意されています。

このレストランを手掛けるのは、顧客満足度ランキングで10年連続1位の株式会社エス・ティー・ワールド。彼らは、進化系3Dホログラムを利用したユニークな食事体験を提供することを目指しています。その演出は、幻想的な空間での食事を可能にし、訪れるゲストに特別な思い出を提供することでしょう。

国内外からの集客を目指して

「THE LABYRINTH」の魅力は、ただ食事を楽しむだけでなく、ホログラム演出によって没入感のあるエンターテイメントを提供する点です。インテリアは遺跡群をイメージし、バーカウンターも完備されているため、ラウンジ利用も可能です。シェム・リアップという観光の中心地での開業にあたって、ナイトツーリズムとして訪れる観光客にもアピールすること間違いなしです。

さらに、ネクシィーズ・ワンダーウォールは、このレストランの演出を総合プロデュースしており、定期的に新たなホログラム演出を追加する計画です。この戦略によって、カンボジア国内はもちろん、海外からの観光客の集客も見込まれています。

フィリピンにも進出

実は、進化系3Dホログラムはカンボジアだけでなく、2023年10月末にセブ島にオープンしたショーレストラン「WHITE NOTE」でも導入されています。ここでも、海の生き物と触れ合うエンタメコンテンツを提供しており、海に囲まれたリゾート地ならではの体験を提供しています。

今後の展望

両国での成功を受けて、今後も国内外の企業や団体向けにこの技術を活用した集客支援を拡大していく予定です。特にカンボジアでは、THE LABYRINTHの開業が新たな観光施設として期待されており、その成果が注目されています。オリジナルツアーの販売が計画されるなど、観光業界にも新たな風を吹き込むことが期待されています。進化したホログラム技術がもたらす体験の数々が、今後どのように発展していくのか、目が離せません。