黒澤明の魅力を世界に届けるプロジェクト
黒澤明という名前を聞くだけで、多くの映画ファンの心が躍ることでしょう。彼の影響力は国内外を問わず、多くの映画監督や俳優に受け継がれています。そんな彼の作品とその背後にあるストーリーを新たに映画化するプロジェクトが、現在動き出しています。その名も「Life work of Akira Kurosawa黒澤明のライフワーク」。この映画の英語版制作が、マーチン・スコセッシ監督をはじめとするハリウッドの名だたる映画監督たちと共同で進められることになりました。
このプロジェクトは、株式会社tokyowebtv(埼玉県所沢市)の河村光彦監督が中心となって進めています。河村監督は1984年から1985年にかけて撮影された黒澤監督の映画「乱」の現場に立ち会い、その際に記録された150時間の映像の中から70時間を2006年に復活させ、2022年にドキュメンタリー映画として公開しました。
ドキュメンタリー制作の背景
今回の映画「Life work of Akira Kurosawa黒澤明のライフワーク」は、黒澤明監督の映画制作の真実を映し出す作品です。河村監督は、彼が黒澤監督から受けた影響を強く感じており、抗がん剤治療を受けながらも、その思いを映画という形で表現しようとしています。彼は「黒澤明監督に人生の影響を受けた者として、彼の生き様と映画への向き合い方を後世に残すことが私の使命」と述べています。
映画化にあたっては、アナハイム大学の「Akira Kurosawa school of film」との共同制作が行われており、クラウドファンディングも立ち上がりました。資金はいずれも黒澤監督の作品を英語版として劇場公開するためのものであり、マーチン・スコセッシ監督やオリバー・ストーン監督と相談し合って進められています。
プロジェクトの詳細
このプロジェクトは、単に古い映像を復活させるだけでなく、新たに英語のナレーションを加え、全世界に向けて黒澤明監督の真実の姿を伝えることを目的としています。また、現在は癌の治療を受けながら、恐れや不安を乗り越えてこのプロジェクトに着手した河村監督の思いも大きな要素となっています。
彼は自身の経験を通じて、黒澤監督の作品が描いた「なぜ人間は仲良く良心的に生きていけないのか」というテーマをもっと多くの人々に知ってもらいたいと考えています。多くの人々が黒澤監督の作品に触れ、そのメッセージを受け取ることで、映画の力を感じてもらいたいとの思いが強いのです。
クラウドファンディングの参加方法
このプロジェクトへの参加はクラウドファンディングを通じて可能です。支援額は2,000円から始まり、DVDやBlu-ray、さらには試写会の参加権など、様々なリターンがあります。支援を通じて、あなたもこの歴史的な映画制作に協力することができるのです。
河村監督は、黒澤明監督の偉大な功績を後世に伝えるため、みなさまの参加を心よりお待ちしています。ぜひこの機会に、黒澤明監督の映画がどのようにして生まれ、彼自身がどのような人であったのかを知る手助けをしていただければと思います。
詳しい情報は、
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