新しい絵本の未来を育むコンテスト、始動!
「読者と選ぶ あたらしい絵本大賞」は、絵本ナビと講談社がタッグを組み、デジタル時代に応じた新しい形の絵本コンテストを開催します。特別審査員には、歌手であり俳優の
横山だいすけさんや人気イラストレーターの
つむぱぱさん、さらには東京大学の辻晶准教授など、各界で著名なメンバーが名を連ねています。
このコンテストは、アプリやデバイスの進化に伴い、絵本の作り方や楽しみ方が多様化している時代に合わせたのが特徴です。応募者はスマホやタブレットを使って気軽に参加することができ、様々なスタイルの絵本が求められています。「内容自由」という自由な形式は、創造性を刺激し、新たな絵本の可能性を広げています。特に、コマワリ絵本やオリジナルキャラクターの絵本など、応募の幅は広がる一方です。
豪華審査員が伝える絵本の魅力
各審査員は絵本との関わりについて熱い思いを持っています。
横山だいすけさんは「絵本は人生に必要なもの」と語り、絵本が想像力を育む力を持っていることを強調します。これまでの経験から、絵本が人の心に響く存在であることを伝えてくれました。彼はまた、自身が絵本を通して得た感動や、親としての視点から絵本の価値を感じています。
一方、
つむぱぱさんは「絵本は子どもの原体験」と述べ、子どもに与える影響力の重要性を訴えます。絵本がその人の価値観に与える影響は計り知れず、まさにその人の人生の基盤となり得る素材なのです。
辻晶さんも、赤ちゃんの言語発達における絵本の役割について言及します。彼は「絵本には日常生活では使わない言葉が多く含まれており、読書を通じて自然と語彙を豊かにすることができる」と説明し、学びを促す媒体としての絵本の重要性を強調しています。
編集長の
磯崎園子さんは、ロングセラー絵本と新しい絵本との関係、時代の変化に応じても色褪せない絵本の魅力を語ります。昔話や神話は時代を超えて語り継がれてきたように、良い絵本には普遍的な価値が存在します。
コンテストへの期待と参加方法
本コンテストは、絵本作りを開始するきっかけとして、デジタルお絵描きアプリ「CLIP STUDIO PAINT EX」を応募者に無料で提供するなど、初心者でも安心して挑戦できる環境を整えています。
応募には、絵本部門、動画部門、テキスト部門が用意されており、作品は2024年11月1日から2025年1月31日まで受け付けられます。大賞には賞金や出版権が与えられるほか、すべての最終選考作品は電子書籍として刊行される特典もついてきます。
絵本の未来を一緒に創ろう
このコンテストは、未来の名作の誕生をサポートし、絵本の魅力を広めることを目的としています。参加者は、これまでにないかたちで絵本の世界に挑戦し、 authorship を主張する機会となるでしょう。全てのクリエイターにとって、自分の想いを形にする絶好のチャンスです。
詳しい情報は公式サイトで確認できます。この機会にぜひ、あなたの参加を検討してみてはいかがでしょうか。
公式サイト:
あたらしい絵本大賞応募ページ