伊藤忠アーバンコミュニティとイタンジの提携
2024年11月より、伊藤忠アーバンコミュニティがイタンジの提供するオンラインシステム「内見予約くん」と「申込受付くん」を導入することで、不動産取引の効率化を目指します。
デジタル化の流れ
2022年5月に施行された改正宅地建物取引業法により、不動産取引に関する規制が緩和され、従来手間のかかっていた紙での手続きが減少。これに伴い、オンラインでの取引が活性化しました。伊藤忠アーバンコミュニティは、よりスムーズな業務運営を実現するために、この新しいシステムの導入を決定しました。
便利な内見予約システム
「内見予約くん」は、賃貸物件の予約受付を24時間365日可能にするシステムで、仲介会社の利用率は93.8%にのぼります。このシステムを導入することで、内見予約の重複を防ぎ、利用者の利便性が向上します。また、不正業者の自動チェック機能も搭載しており、業界全体の健全性を保つ役割も果たします。
入居申込を簡素化
「申込受付くん」は、Web上での申請手続きを簡略化するシステムです。入居希望者が必要な情報を入力することで、賃貸不動産管理会社や仲介業者とリアルタイムで情報連携が可能になり、申込から審査までの流れがスムーズに行われます。現状、このシステムにより年間107万件の電子申込が処理されており、約3000社に導入されています。このように、業務効率化はもちろん、取引件数の向上も期待されています。
イタンジの役割
イタンジは「テクノロジーで不動産取引をなめらかにする」をモットーにし、不動産業界のDXを推進する企業です。今回の提携により、不動産に関わるすべてのステークホルダーに、安全で利便性の高いサービスを提供し続けるとのことです。
結論
伊藤忠アーバンコミュニティとイタンジの連携により、賃貸不動産取引はさらに効率的で利用しやすくなることが期待されます。オンラインでの手続きが進化することで、入居者のストレスが軽減され、業界全体が健全化されることに寄与するでしょう。