森の絹の魅力
2018-02-21 10:30:03
島根が誇る「森の絹」天然スイート焼き芋の魅力と展望
島根発の甘美なスイート焼き芋「森の絹」
島根県飯南町は自然豊かな地域で、面積の90%が森に覆われています。ここで生産される「森の絹」と呼ばれる天然スイート焼き芋は、甘さと滑らかな食感で注目を集めています。このブランドには主に「シルクスイート」と「紅はるか」といったさつまいもが含まれ、それぞれが独特の風味と食感を誇ります。
この焼き芋の特性の背景には、飯南町特有の火山灰土や椎茸栽培後の廃木チップを融合した栽培技術があります。さらに、標高450メートルという高地で、農薬や化学肥料を使わずに育てられたため、純粋な甘さが実現されています。特に、さつまいもの糖度は45度を超え、これはメロンの約3倍、バナナの約2倍に相当します。
このプロジェクトは、約10年前に宇山地区の数人の農家が始めたさつまいもの栽培が源となりました。彼らは地域内循環型の有機農法にこだわり、幾度も試行錯誤を繰り返して、この高糖度を実現しました。
島根大学の足立文彦助教による4年間の研究により、飯南町のさつまいもが他地域よりも高糖度であることが立証されました。特に宇山地区で育てられたさつまいもは、糖度の高さに加えて、滑らかな口当たりと薄皮で食べやすく、年々その人気は高まっています。
平成29年4月には、地域の農家や行政、大学、企業と連携し、「森の絹」というブランド名で新たなプロジェクトがスタートしました。特に人気のある「シルクスイート」を中心に、焼き芋アイスや焼き芋ペーストなど多様な商品開発が進行中です。
また、昨年秋には東京都内の高級ホテルで、この焼き芋ペーストを使ったパンが販売されるなど、ブランドの知名度向上に寄与しました。さらに、地元での認知度アップを図りながら、一人ひとりのお客様に感動を届けるため、芋堀り体験や試食会も企画しています。
今後は、地域の宝である「森の絹」を全国に広め、島根県発の地域ブランドとしてその存在感を確立したいと考えています。多くの人々にその甘さと美味しさを伝え、さらなる展開を期待します。
会社情報
- 会社名
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しまね産業振興財団
- 住所
- 島根県松江市北陵町1番地テクノアークしまね1F
- 電話番号
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0852-60-5110