第23回『女性起業家大賞』受賞者決定
2023年、第23回『女性起業家大賞』の受賞者が発表されました。最優秀賞には、在宅でのクリエイター育成事業を展開する榊原杏奈さん(株式会社ママクリエイターラボ代表取締役)が選ばれました。この賞は、全国商工会議所女性会連合会(畠山笑美子会長)が主催し、女性の活躍が経済社会の発展を促進するという理念のもと、毎年女性起業家を表彰するものです。
榊原さんは、兵庫県神戸市を拠点にし、在宅ママ向けのクリエイター育成スクールを運営しています。彼女の取り組みは、特に家事や育児をしながらも新たなキャリアを築きたいと考える女性たちに大きな影響を与えています。榊原さんは「この受賞を通じて、より多くのママが自分の可能性を信じて行動に移せるようになることを願っています」と述べています。
また、今年度の受賞者は多様性に富んでおり、創業5年未満の「スタートアップ部門」では上床絵理さん(島根県益田市)が、また創業5年以上10年未満の「グロース部門」では高橋真理子さん(大阪府大阪市)がそれぞれ優秀賞を受賞しました。上床さんは「高津川リバービア」を運営し、地域資源を生かしたビジネス展開を行なっています。高橋さんは「SIRC」の代表として、持続可能な社会を目指しています。
さらに、エクセレント賞という特別な賞も設けられており、過去20年間にわたり事業を継続・成長させている女性起業家に贈られます。今年度は静岡県や三重県の起業家など4名が受賞しました。これにより、長年にわたって女性起業家が活躍している様子が浮き彫りになりました。
受賞者たちは、11月8日に滋賀県大津市で開催される「第56回全国商工会議所女性会連合会滋賀全国大会」にて正式に表彰される予定です。この大会には全国から約2,000名の女性経営者が集まることになっており、女性の起業家精神をお祝いする特別な機会となります。
このように、年々増加する女性起業家たちの活躍は、社会にポジティブな影響をもたらしています。彼女たちの成功は、次世代の起業家志望者にとって大きなインスピレーションとなっており、経済の活性化にも寄与しています。今後の女性起業家たちの更なる挑戦と成功に期待が高まります。