リョービ株式会社、中国拠点の電力を100%再生可能エネルギーへ
リョービ株式会社(本社:広島県府中市)は、環境保護を重要な経営課題として捉えています。最近、同社は中国にある3つのグループ会社で使用する電力を、全て再生可能エネルギー由来の電力に切り替えたと発表しました。この取り組みにより、排出される二酸化炭素(CO₂)を年間約80,000トン削減する見込みです。
環境への貢献
リョービグループは、事業活動から発生する環境負荷を低減する努力を続けています。特にCO2の排出量については、2023年度においては47%の削減を目指しており、2050年にはカーボンニュートラルを実現することを目標としています。このため、環境性能の高い設備導入や再生可能エネルギーの活用といった多面的な取り組みを進めています。
中国3拠点の詳細
具体的には、中国の以下の3つの拠点で再生可能エネルギーへの切り替えが行われました:
- - 利優比圧鋳(大連)有限公司: 遼寧省大連市に位置し、ダイカスト製品や金型の製造・販売を行っています。
- - 利優比圧鋳(常州)有限公司: 江蘇省常州市にあり、こちらもダイカスト製品の製造・販売を手掛けています。
- - 利優比建筑科技(大連)有限公司: 同じく大連に位置するこの会社は、建築用品の製造・販売を行っています。
各拠点で再生可能エネルギーを使用することで、リョービグループ全体のCO2排出量の約23%に相当する80,000トンの削減が期待され、この取り組みは2030年度のさらなる削減目標達成に向けた強力な一歩となります。
ESG経営の推進
リョービグループは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)における課題に適切に対応することで、持続的な企業価値の向上を図っています。事業リスクを最小化し、事業機会を拡大させるためにESG経営を進め、今後も省エネルギー活動や再生可能エネルギーの活用を推進していく方針です。
この再生可能エネルギーへの移行は、脱炭素社会の実現に向けた重要な一環であり、リョービはこの取り組みを通じて、さらなる環境への貢献を目指していきます。
まとめ
リョービ株式会社は、グリーン電力証書を活用し、全ての購入電力を再生可能エネルギー由来とすることで、持続可能な未来を見据えた環境施策を強化しています。この動きは々になりつつある企業の脱炭素戦略の中で、特に注目を集めています。
【お問い合わせ】
リョービ株式会社経営企画部広報課 TEL:03-3501-0524